2011年、レギュラーシーズンをスタートさせた<トロイメライ>は、
2012年突入と共に更なる高みへと飛躍します。
止まることなく変化していくキャラクターたち。
世界中を震撼させるテロリストとの戦い。
新たな敵の襲来。
そして、訪れる別れのとき―――。
激動する<トロイメライ>新章のみどころを徹底ガイド!



1.まずはプレイバック2011
2.VSジューダス・ローブ、白熱!
3.続々参戦ゲストスター!
4.十番目の主人公、鮮烈デビュー!
5.変化×進化×深化
6.そして現れる、大いなる暴力の影…
7.緊急直撃! プランナーが語る2012年のみどころ




*1*

■ムツ’s COMMENT
2011年。ようやく本編がスタートし、長い準備期間が終わったかと思いきや。
振り返ってみれば本編以外のコンテンツ作成作業が予想以上に多い事多い事!
一年前では考えてもなかった企画がてんこ盛りで、何度「ちょw天河wおまww」と腰を抜かしかけた事か…
けれどもたくさんの可能性にチャレンジすることは良い事だと。
トロイメライと言う作品は、本編だけじゃ語りつくせないんだと。
そう思って今に至るわけです。
って言うか私の大好きなあの子とかあの人とか、まだ活躍どころか登場すらしてないんだから、
2011年を振り返るよりも先が楽しみだって気持ちが強いんですよ!
ともあれ、地盤が固まらないことには話にならないので、
そういう意味では”特に大事な一年”だったんじゃないかな、と思います。
本編は第七回を終えるところですか…
第(自主規制)回まであることを思うと……まじで過去を振り返ってる場合じゃない気がします(笑)



*2*



第7回「堕天の敵」にてジョゼフの命を狙ったテロリスト、ジューダス・ローブ。
無軌道にも見える凶行を繰り返すジューダス・ローブが
ついにアルフレッドたちの前に姿を現します。
長年、ジューダス・ローブを追いかけ続けてきた名探偵、ヒュー・ピンカートンと
スクラムを組んだアルフレッドは、驚くべき秘策をもって決戦に挑みます。
戦いの果てにジューダス・ローブの真意も判明。
凶行の裏に隠された真実とは何か!?
ヒューとジューダス・ローブの因縁の対決とその決着にも注目です。


*3*


2012年掲載のエピソードには<トロイメライ>以外の作品から
クロスオーバー企画としてゲストスターが多数登場。
記念すべき第一弾は、本作にもスタッフの一員として参加中の半券による
ブラックコメディ人形劇『セピアな熊ども』の主人公コンビ!



原作の持ち味を踏襲しつつ、<トロイメライ>ならではのカラーが新たに加わった
熊どものブラックユーモアがまたしても炸裂します。
今度のスバルはどんなヒドい目に遭わされるのか………気になるところです。
(『セピアな熊ども』は第8回「忌むべき禁術」より登場します)

ゲストスターは他にも多数登場。<トロイメライ>のストーリーへ彩りを添えます。


*4*


2012年最初のトップトピックと言えば、
十番目の主人公、ルディア・エルシャインの初登場です。
これまで登場人物紹介にその名を連ねながらも一切が謎のヴェールに包まれてきたルディアは、
舞台に上がると同時にストーリーへ大きな波紋を落とします。
謎が謎を呼ぶ運命の少女ルディア、いよいよデビューです!

もう一つの注目は、ルディアの生みの親が物語環境開発を担当する朔神栞である点。
プロット製作のプロセスで予定調和を崩すファクターを重要視した天河は、
朔神へ新レギュラーの製作を依頼。
天河の発注へのベストアンサーがルディア・エルシャインなのです。
2012年・ルディアがこれまでになかった新風を<トロイメライ>へ呼び込みます。

■朔神栞’s COMMENT
最初にお話をいただいたときはただのザコキャラなのだろうなと思いながらも
妄想を爆発させて当時好きだったデザインを全部詰め込み、
見た目がどうあろうと可愛い娘、嫁には出さない!という気持ちで
「世の男どもよ、こんな変態少女好きになれるか?」とおっぱい大好きな変態さんになりました。
ただ、恋愛事は自覚していないだけなので…どうなるかは天河さん次第でしょうか??
しかし、次にお目見えした時には少女が幼女になっていてデザインの名残もなかったので
外見は全没食らったな…と思いました、
そうしたら初登場は幼少期で物語が進むにつれて私がデザインした姿かたちになると聞いたのですが…
えと、本当ですか??
そんな動揺に加えかなりストーリーに食い込んでるキャラとなっていて
大変驚いた記憶があります。

あとはフィーナが両世界を繋げたいと思うさらなる動機になれば良いと思いました、
つまり「争いなんてやめて、どちらの世界もみんな仲良くなろうよ!」では
客観的すぎて「君のメリットは?どうしてそんなことを?博愛主義?まじで?www」と疑念を抱かせてしまいますが、「私は友達の世界を大好きになりたいし、友達にこっちの世界も好きになってほしい、だからみんな相手のいいところ好きになってみよう!」と言えば
「ああ、君がそう頑張ってるなら…」と納得させる事ができるナァと思ったのです。
そんなおせっかいが事の始まりでした。

それに加え、飛ばされてきた移民たちは自分の事で手いっぱいである中、
あっけらかんとこちらに馴染んでしまってる子がいてもいいんじゃないかな?と思ったのも覚えています。

フィーナが頑張る手助けをしたくて生まれた子です。
たとえどんな関わり方になろうが回りまわってフィーナの力になれるのならば
ルディアも本望じゃないのでしょうか?
みなさまよろしくお願いいたします。




顔見せ程度の出番だった(それにしては強烈でしたが…)撫子も、
とうとう本格的に参戦!
アルフレッドと奇妙なシンパシーで結ばれた撫子も
ある意味、<トロイメライ>の新しい旋風となります(マジでか?)。


*5*


ジューダス・ローブ、ゲストスター、十番目の主人公…新たなキャラクターによって
厚みを増していく<トロイメライ>ですが、登場済みのキャラクターたちも
立ち止まることなく加速していきます。
そもそも<トロイメライ>のキャラクター作成に於いては
「停滞させないこと」が不文律のテーマ。
人を傷つけることを恐れていたフィーナ、冒険者を夢見るシェイン、
彼らを取り巻く仲間たち………。
<トロイメライ>に登場する全ての人物たちが決意の果てに生まれ変わります。

これまではフィーナのサポートが中心で、自分から積極的に表に出ることがなかったアルフレッドも
天才軍略家としての才能を一気に開花。
“在野の軍師”の本領発揮です。

また、世界中にその名を轟かせる伝説的な英雄、フェイ・ブランドール・カスケイドにも
人生の岐路とも言える試練が訪れます。
同郷のフェイを実の兄のように慕うアルフレッドと、そんな弟分を優しく見守るフェイ。
これまで別々に旅をしてきた両者の道が一本に交わったとき、
その関係にも変化の兆しが………。

謀略冴え渡るアルフレッドへ“英雄”フェイは何を想うのか―――
アルフレッドの進化とフェイの深化。人間ドラマにも劇的な変化が起こります。


*6*


ジョゼフ暗殺未遂事件、テレビ局爆破と次々にテロ行為を繰り広げるジューダス・ローブ。
このテロリストとの戦いが、更なる暴力の襲来へと発展!
エンディニオン全土を巻き込む争乱へと事件が拡大していく中、
アルフレッド、そしてグリーニャの村へ最大の危機が迫ります。




エンディニオン統一を目指すテムグ・テングリ群狼領もこの事態へ直ちに反応!
エルンストへ従う者、従わざる者がそれぞれの思惑を抱えながらも結集し、
これまでの<トロイメライ>では想像もつかなかったような大きな戦いへと突き進みます。


その嵐は、本来戦いとは無縁な場所にいる筈のアルバトロス・カンパニーをも直撃。
アルフレッドたちとアルバトロス・カンパニー、
彼らの友情は戦争の前に引き裂かれてしまうのか!?

まさしく大動乱の時代を迎えるエンディニオン、<トロイメライ>。
ヒートアップしていく運命を、アルフレッドの知略が切り開く!




かにきめら渾身のデザインが冴えるクリッターも続々登場!
このギリメカラは第10回に登場します。
クリッター専用の紹介ページも公開予定!

*7*


@天河真嗣
およそ365日の助走


2011年までに掲載を終えたエピソード7本は、
<トロイメライ>全体の中でも、ほんの序の口。いわば紹介編と言う位置づけでした。
「一年使って紹介編かよ!?」と驚かれる方もおられることでしょう。
その通りなんです。
それはつまり、一年費やさねばプロローグを描ききることも不可能と言う、
<トロイメライ>の壮大なスケールの裏返しでもあるのです。

この一年で、ひとまず“本題”を描く為に必要な役者が揃い、舞台も整いました。
アルフレッドとその仲間たち、ゼラール閣下、ルナゲイト家、
エルンスト率いるテムグ・テングリ群狼領、フェイのチーム、
グリーニャの人々に、佐志(ついでにK・kも含めてあげましょうか)。
2012年から本格的にスタートする<トロイメライ>の“本題”は、
彼らを巻き込みつつ一気に加速します。




第6回「馬軍の覇者」にも登場した港町、佐志。
アルフレッドたちにとって重要なポイントとなります。



前項でも挙げました十番目の主人公・ルディアのデビューとほぼ同時期に
<トロイメライ>へ新登場するキャラクターがふたり。
彼と彼女は、アルフレッドやフェイと同じく冒険者のコンビです。

これが、曲者。もうどうしようもなく曲者。

彼と彼女が<トロイメライ>のストーリーへ関わるとき、必ず何かが起こります。
ゼラールのようにド派手な振る舞いで嵐を呼ぶことはないし、
アルフレッドのように諸勢力と渡り合って戦局を左右するようなこともないかも知れないけれど、
これから始まる“本題”へ彼と彼女の言行は確実に影響を与えていきますね。
ほんの些細な呟きが後々のストーリーに効いてくるかも知れません。
ふたりの登場そのものが、“本題”の扉を開くことにも等しいのです。




トップシークレットから特別に冒険者コンビの片割れをご紹介。
キャラクターデザインにあたっては栞さんが力を注ぎました。


彼と彼女の動向にも目を光らせていてください。
ヤツらは、きっとなにかをしでかします。

そして、アルフレッドたちの前に恐るべき宿敵が姿を現します。

第7回よりジューダス・ローブと言う世界的なテロリストとの対決が幕を開けましたが、
2012年掲載のエピソードでは、より強大な敵がアルフレッドの前に立ちはだかります。
この宿敵との戦いが、<トロイメライ>の本当のスタートと言っても過言ではありません。

アルフレッドが立ち向かうのは、本当に強大な敵。
大いなる暴力としか言い表しようがない、恐るべき存在。

これまでにもことあるごとに触れてきた『難民』と言う大きなテーマが、
本格的に動き始めるのも、宿敵との戦いに於けるポイントのひとつ。

<トロイメライ>で語られる『難民』とは、いかなる人々を指し示すのか?
宿敵を打倒すれば、『難民』の問題は解決されるのか?
『難民』を巡る熱き群像劇。全ての始動は、2012年!



A激々極々
登場キャラクター紹介 in 2012 的な何か


「『2011年掲載分から2012年掲載分にかけては
登場キャラクターがこんな感じに変化していきますよー』的な文章を書け」
と天河氏から命じられた激極ではありますが、
「ネタバレ厳禁、やったら〇す」と言われてしまうと文章力の都合でほとんど書けなくなってしまいます。
「(検閲済)が(検閲済)を経たことで(検閲済)になります」とか書いたところでどうにもなりません。
なので、差しさわりの無い文章でお茶を濁したいと思います。


老成というか達観というか、ある意味では精神的な変化、成長を起こす要素が少なそうに思われるアルフレッドではありますが、
何だかんだで彼の内面にもさまざまな変化が起こってきます。
とはいえ、世間一般的な主人公のような、「前向きで力強く」みたいな感じとは一味異なるかもしれません。
前向きでないわけではないのですが、これ以上はネタバレになりそうなので以下略、ということで。

そんなアルフレッドに影響されてか、それとも自身が置かれる環境によってか、
フィーナもまた変わっていきます。
何と言いましょうか、ヒロインであるはずなのですがそれにもかかわらず、
どんどんと男前になっていくような……
「漢」という字すら似合ってしまうのではないのかというところ。
「そんなんで良いのかよ?」という声が聞こえてきそうではありますが、
当初のコンセプトからしてそんな感じだったので、
「良いです」と返答せざるを得ないでしょうか。

さてさてシェインは――とやっていくとえらく長い文章になっていきますんで、
さっさとまとめに入りましょう。
彼とフツノミタマの奇妙な関係、はたしてどのような結末を迎えるのか、
はたまた別に何事も無く過ぎてゆくのか。
その辺りも見どころの一つになっていくのではないでしょうか。

なにか人物の紹介からずれて行ったような気がしますが、気にせぬように。

ローガンとセフィ(なぜかコンビで扱われていますが)の2人も、
いよいよおかれる状況が抜き差しならないところまで迫っていくような
そうでもないような。
アルフレッドたちと関わりを持ったことで、
はたしてどのように彼らの内面は変化してゆくのか。
もしかしたらそこも焦点になってくるかもしれません、
ならないかもしれません。(ネタバレ回避)

次々とメンツが増えてゆくアルバトロスカンパニーのみなさん。
彼らが目指すフィガス・テグナーとは一体……
どうして彼らは「迷子」となり、帰ることができなくなってしまったのか。
実はその原因には世界が(自主規制)。
社員の一人ニコラス君は、とある選択を迫られることになりそうであります。
自分にとって本当に大事なものとは、選ぶべき事とは。
本来交わるはずの無かった異文化同士が交じった事によって起きた、
彼の心境の変化とは……

あ、それと一応ダイナソーも変化があります。

そして、アルフレッドが敬愛するフェイ。
彼の心境がどう変わってゆくのかを説明するのは簡単な事ではありますが、
今回はあえて述べないでおこうと思います。
彼に起こった変化とは、そしてどうしてそのように至ったのか。
結論を一言で語るにはあまりにももったいないでしょう。
その辺りを考えながら読んでゆくのもまた一興ではないでしょうか。

あとは…… え、K・kっすか? マニアですね、お客さん。
どうでしょう、彼はブレませんからねえ……



それにしても、ネタバレ無しであれこれ語れっていうのは(私には)難しいものです。
天河氏に若干かつ純粋な憎しみを込めて、彼の愛車を千曲川か地蔵峠から(以下略)。


とにもかくにも、2012年もトロイメライにご期待ください。




2012年、間もなく開戦(ガチンコ)!
第8回「忌むべき禁術(La Buvette)」
1月14日より掲載スタート!







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