■冒険者仲間たち

①比類なき英雄にしてフィーナのよき師匠
ハーヴェスト・コールレイン
セイヴァーギアの通り名で知られる凄腕の冒険者。
法の網目をくぐり抜けて寒村を襲うアウトローやギャングたちを率先して取り締まり、
その上、報酬を受け取ることもない正義の人。
稼業ではなく生き方として冒険者を貫いている為、周囲から奇特な目で見られることも多いものの、
英雄と称するのにふさわしいその姿に勇気づけられる人も少なくない。
己の生き方に迷っていたフィーナを励ました縁から彼女の師匠を自認するようになり、公私ともにフィーナの支えとなる。
②お気楽極楽な、チームの斬り込み隊長
ローガン・H・R・ルボー
テムグ・テングリ群狼領の内紛へ巻き込まれた際にアルフレッドたちと知り合い、
そのままチームメイトに収まった冒険者のひとり。
鍛え上げた筋肉から繰り出される格闘術の使い手であり、戦闘では『ホウライ』と呼ばれる闘術を操ってチームの主力を担う。
細かいことを気にしない陽気な性格の為、物事を深刻に考えすぎる傾向のアルフレッドに疎まれることも少なくないが、
底抜けの明るさは間違いなくチームにとってかけがえのない支えである。
ハーヴェストとは故郷を同じくする幼馴染み同士だが、
一方的に邪険にされており、何かにつけて冷たい批難を浴びせられている。
③その男、正体不明につき。
セフィ・エスピノーサ
ローガンと共にテムグ・テングリ群狼領の内紛を経てチームの一員となった冒険者。
一介の冒険者でありながらジョゼフたち新聞王の一族と深い繋がりを持ち、
また潤沢な活動資金を隠しているなどチームメイトでありながらその動向が掴みきれない。
赤髪のエクステで顔面の上半分を完全に覆い隠し、また言行も飄々としている為、
およそ本心と言うものが計り知れないが、ときに激情を剥き出しにすることも。