世界最凶の武装警察・覇天組(はてんぐみ)
『陽之元(ひのもと)』と言う島国の武装警察。
対テロリストのエキスパートとしても知られている。
僅か数十名足らずの部隊であり、装備も槍や刀など旧式ではあるが、
その戦闘力は間違いなく地上最強である。
『陽之元』では長年に亘って内戦が続いており、国際情勢とは関わりを持っていなかった。
覇天組はその内戦を終結に導いた功労者だが、戦乱の原因だった旧権力を
一族根絶やしにするなど戦い方は壮絶で、
陽之元国内でも『最凶』として畏怖される存在である。
数限りない死闘を戦い抜いてきた隊士たちは一人ひとりが恐るべき強さを誇り、
尚且つ集団戦法にも長けるなど死角がない。
本来、首都の警備やテロリストの取締りを任務としているのだが、
現在は教皇庁の要請を受けてギルガメシュ打倒に奔走している。




覇天組の隊旗

⇒隊旗デザイン①
 隊旗デザイン②






覇天組揃いのプロテクター

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全体図が表示されます


デザイン:神崎シキ

覇天組隊内のそれぞれの役割

局 長

長官。全体の指揮を執り、最終決定権を持つ。

副 長

主として軍事面を統括。綱紀粛正も行う。

総 長

隊の運営の管理や対外交渉も担当。

軍 師

作戦参謀。

隊 医

隊内の医務を一手に担う。

勘定方

隊の経理や庶務を執り行う。

監察方

密偵、情報工作を実行する。

旗 持

行軍時の先頭。戦場でも局長の傍らで隊旗を掲げる。

技 手

他の隊士に同行して特殊装備のメンテナンスなどを行う。

一番組(先鋒隊)

戦闘では真っ先に突撃し、敵陣を突き崩す。

二番組(強襲隊)

戦闘では威力攻撃を担当。最大の攻撃力を誇る覇天組の要。

三番組(遊撃隊)

戦闘では遊撃を担当し、銃弾の嵐の中を駆け巡る。

四番組(別選隊)

本隊とは別行動を取り、秘密の破壊工作などを仕掛ける。

五番組(銃統隊)

戦闘では飛び道具(MANA含む)を駆使する。





局長
ナタク



公用方
シャラ
覇天組を率いる局長。
「聖王流(しょうおうりゅう)」と言う古武術の使い手で、個人の戦闘能力は世界最強とも謳われる。
戦場では白い外套を翻して自ら先陣に立つなど勇猛な男だが、その一方で繊細な心の持ち主でもあり、何かと心労を溜めやすい。
また、度重なる戦いの影響か、別の理由で疲れ果てたのか、自分の命を軽んじている
フシもある。
武器として軍配団扇を斧のように振るう。
若い頃から思想家・フゲンのもとで
修行を積んできた為に政治家としても
優れている。
左頬に一筋の古傷がある。

局長の職務を補佐する秘書官。
(※覇天組では「公用方(こうようがた)」と言う役名)

ナタクが隊士たちを率いて遠征する際には
局長代理として陽之元国の屯所、
「誠衛台(せいえいだい)」を預かる。
明朗快活で気分屋な面もあるが、
とかく無理を重ねがちな局長の手綱を
引ける人物として一目置かれており、
持ち前の器用さで隊の運営を助けている。
屯所の管理人も兼任し、
多くの隊士が彼女には頭が上がらない。
輪状の投擲武器、「戦輪(チャクラム)」を
得意としている。




副長
ラーフラ
総長
ルドラ
局長を補佐し、主に軍事面での指揮を担当。
ナタクとは古くからの友人であり、
彼を担いで覇天組を組織した張本人。
もとは陽之元の内戦の原因となっていた
旧権力側の子息だったが、
国の在り方に疑問を持って反乱を起こし、
新時代を切り開いた。
隊への責任感は誰よりも強く、
規律を乱す者には容赦しない。
逮捕した容疑者に対する拷問を
一手に引き受けるなど、
覇天組の「影」を担う男でもあり、
「鬼副長」などと恐れられる。
戦いには十文字槍を使用。
左目を包帯で覆っているが、
光を失っているかは不明。

軍事面の柱であるラーフラに対して、
隊の運営を主として取り仕切っている。
時局を見極める眼力の持ち主でもあり、
対外交渉も担当。
数世代前に他国から陽之元に
移住した民の子孫。
物腰穏やかながら、
何を考えているのか掴めないときも多く、
局長のナタクのことを呼び捨てにする
隊士たちもルドラだけには敬称を付ける。
ラーフラと共に覇天組の「影」を背負い、
目的を達成する為には手段を選ばない。
瞑想状態で刃を振るう不思議な流派の使い手で、両刃の直剣を用いる。
アカデミーの内情にも詳しい。





一番戦頭
ハハヤ
二番戦頭
シンカイ
三番戦頭
ミダ
四番戦頭
ナラカースラ
五番戦頭
サントーシャ
切り込み隊長。
ナタクの直弟子に当たる。
百年に一人と
まで言われる
天才ながら
努力を欠かさず、
誰からも愛される人柄。
局長の妹婿でもある。
防具として
母衣(ほろ)を用いる。
あだ名は、「魁先生」。
強襲を担う、
隊内屈指の剣豪。
無駄口を叩かない一本気な性格ながら、思慮の浅いところがある。
裂帛の気合いと共に振り抜かれる必殺剣でどれほど硬いものでも
一刀両断に斬り捨てる。
がむしゃらな
シンカイ略して
「ガムシン」と
呼ばれることも。
幹部の多くは
結成以来の
メンバーだが、
覇天組への
参加は遅く、
合流前は旧権力側の官僚だった。
覇天組隊士たちにとって〝お姉さん〟のような存在で、非番の日には相談ごとを
持ちかける者が後を絶たない。
普段は本隊と別行動を取り、
状況に応じて
合流。
別働隊としての機能から
「別選隊(べっせんたい)」とも呼ばれている。
「死番組」と称することも。
汚れ仕事を一手に引き受ける覇天組の「影」。
銃火器の使い手を中心に編制された銃砲隊の長。
銃器や大砲を
敵陣目掛けて
撃ち掛けて
突き崩していく。
MANAなど
最新鋭の兵器も
使い分ける。
数世代前に他国から
陽之元に移住した
民の子孫。

※戦頭(いくさがしら)とは隊長に相当する役職




監察方 頭取
アプサラス
勘定方 頭取
ニッコウ
隊医
ゲット
軍師
ジャガンナート
いわゆる、くの一。
やや気難しく、
ごく限られた
人間にしか感情を
見せない。
局長とは昔から
反りが合わない。
戦闘では棒状武器と、
忍術を使用。
数世代前に
他国から陽之元に
移住した民の子孫。
隊の潤滑油的存在で、
縁の下の力持ち。
その一方、
大変なケチで、
金勘定に煩い。
総長と共に
対外交渉も担当。
局長とは同門で、
「鳴杖」と言う武器を
駆使して
戦場でも活躍する。
古くから続く
医師の名家の子孫で、
医術の全てを極めた。
覇天組では
お抱え医師のような
立場で仲間たちを
治療する。
副長とは生家を通じて
関わりが深い。
幾多の戦いの経験に基づいて的確な戦略を立てる。
百人にも満たない覇天組が
快進撃を続けるには、
彼の智謀が欠かせない。
数世代前に
他国から陽之元に
移住した民の子孫。

※頭取(とうどり)とは実戦部隊の「戦頭」に相当





旗持 
アラカネ
小荷駄方 
シュテン
(三番隊所属)
技手
ハクジツソ
技官
イザヤ



平隊士
ホフリ
(三番隊所属)
平隊士
クンダリーニ
(一番隊所属)
平隊士
ジーヴァ
(二番隊所属)
平隊士
イラナミ
(一番隊所属)






平隊士(監察方所属)
ヌボコ(通称:セシル)
局長の養子。密偵に当たる「監察方」に所属し、
世界各地を旅しながらギルガメシュの動向を探っている。
シェインと同い年の少年でありながら精神的に自立しており、思慮深い。
ヌボコ自身、「聖王流」を体得しており、金剛杵と呼ばれる武具を
駆使して獅子奮迅の活躍を見せる。
ただし、「聖王流」本来の技よりも養父の編み出した喧嘩殺法が
得意であり、冷静沈着な性格と裏腹に戦い方は荒っぽい。
陽之元の民と移民の末裔との間に生まれたハーフで、
肌の色はナタクと同じながら銀色の髪を持っている。
モユルと言う許嫁がいる。









副長付き監察方
ドラシュトゥフ
ヌボコの親友。監察方の一員だが、副長直属で動いている。
物腰穏やかな紳士に見えて内面は冷淡そのもので、
親しい人間以外には心を開かない。
シェインたちのことも一歩引いた所から
見極めようとしている。
ふたつの民族のクォーターであり、
褐色の肌と鮮やかな黒髪を持つ。






平隊士(一番隊所属)
ヒロユキ・オリハラ
ヌボコとドラシュトゥフの親友。
どちらかと言うと感情や本音を表に出さないふたりに対し、
生粋のムードメーカー。細かいことを気にせず、冒険を好む。
トルピリ・ベイド移民の末裔。