監察方を取りまとめるリーダー格。
幼少の頃は旅芸人の一座の中で暮らしていたが、
その一座は各地を転々とする忍びの者でもあり、歌や舞踊と言った技芸だけでなく忍術も厳しく叩き込まれてきた。
陽之元国を支配していた旧権力の傲慢によって一座を皆殺しにされ、復讐を果たす為に覇天組結成に参加。
内戦の果てに仲間たちの無念を晴らした。
その後も引き続き覇天組の隊士として活動、
監察方を束ね、ギルガメシュの動向を探っている。
局長の養子・ヌボコにとっては直属の上役であり、監察方としての基礎を授かった師匠のような存在でもある。
アプサラス自身もヌボコを任務のパートナーとして扱っており、固い信頼関係で結ばれている。
やや気難しいところがあり、己に厳しく、
ごく限られた人間にしか感情を見せない。
その頑なさの為に融通が利かず、自らの首を絞めることも少なくない。
局長のナタクとは古い付き合いだが、昔から反りが合わず、両者の間には独特の緊張感が常に垂れ込めている。
ナタクが宗家を襲名した流派、「聖王流(しょうおうりゅう)」とは浅からぬ縁があり、以前にナタクへ本気で戦いを挑んで返り討ちに遭った。
戦闘では『杖(じょう)』と呼ばれる棒状武器と、忍術(忍び道具も含む)を使用。
嫌いなものは、生温い馴れ合い。
好きなことは、技芸の研究。
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三番組(遊撃隊)戦頭。
幹部の多くが結成以来のメンバーであるのに対し、覇天組への参加は内戦中期と遅く、合流前は旧権力側の官僚であった。
腐敗した政府を内側から変革しようと努めていたが、既得権益にしがみつく権力者たちに愛想を尽かして離反を決意、兼ねてより親交のあったナタクの隊に加わった。
上流階級の出身である為、立ち居振る舞いに気品があり、柔軟且つ理知に富んだ才媛。
大らかな性格で誰からも好かれている。
上流階級出身とは言え、世間知らずな箱入り娘ではなく、旧権力~覇天組と数々の修羅場を渡り歩いてきたので肝が据わっており、並大抵のことでは動じない。
数多の経験と知性に裏打ちされた包容力や、如何なる死線でも潜り抜ける胆力で三番組の荒くれ者たちを逞しく導いている。
また、覇天組隊士たちにとって〝お姉さん〟のような存在でもあり、彼女が非番の日には相談ごとを持ちかける者が後を絶たない。
官僚時代は国家機密を管理する部門に属しており、
内戦の混乱に乗じて彼女が盗み出した情報は覇天組にとって大きな財産である。
小手の上から輪状の武具を装着し、これを一種の制御装置として使用~生体エネルギーのようなものを砲弾に換えて撃ち放つ。
好きなものは、完成度の高いコマーシャル。
好きなことは、運動全般(特にマラソン)。 |