第六回「馬軍の覇者」を振り返って(激々極々)


私、激極の書いた話のさらに解説なんて本当に必要なのかどうなのかいまだに分かりませんが、
このような機会でもなければ対外的に言い訳もできないのですから、頑張ります。

のっけから登場したのが個性的(笑)なローズウェル。
こういうオカマキャラを書くのは初めてなもんで、どうやって肉付けしていこうかと四苦八苦した結果がこれ。
なんかやたらと気持ち悪いキャラになってしまったような気もしなくはないですが、
これはこれでオッケーなんじゃないかと思ったり思わなかったり。
このくらいはっちゃけた方が良かったのかもしれないです。
後々のことローズウェルが生き生きと活躍(?)できるようになったのは
第六話があったからかもしれないです。
そんなこともないか。

佐志に到着。
島らしい描写ってのをどうしたらいいか、雰囲気だけでも伝わったなら嬉しいところです。

テムグ・テングリの内紛の経緯をどこまで細かく説明するのか。
短ければ伝わりづらくなりますし、長ければくどくなってテンポが悪くなるし、と判断が難しいところです。
はいそこ、激極は長い文章が書けない、なんて事実を言うんじゃない。

ゼラール・カザンが登場。姿形では単なる色物キャラに見えなくもないですが、
アルフレッドとの関係やらなんやらと因縁めいたものが。
彼の笑い声の当初案は「フヘハハハ」だったのですが、
それだとあまりにもデーモン〇暮閣下さんになってしまうので都合により却下。
こんなゼラールではありますが、スタッフ一押しのキャラでして、
はてさてどうしてそうなのだと言われると――
この辺は本編で追々判明していくでしょう。
決して説明が面倒臭くなったとかではないのであしからず。

K・kの悪だくみが明らかに。
ってどんどん新キャラが増えていって執筆二話目(当時)のわたしにゃ手に負えないくらいに登場人物が増えていきます。
激極の作品は往々にして登場人物が少なめでして、その中でも中心人物はさらに少なくなっているのです。
それに引き替えこのトロイメライは群像劇という性質上、これでもかこれでもかと登場人物が出てくるわけで、
全てを動かすことはもとより、把握するのも一苦労っていう感じなんです。
この当時は先に名の上がったローズウェルと前の話で登場したハーヴェストの区別ができなくなったくらいなのです(バカ)。
とか何とか言っている間にローガン、セフィも初登場。どんどん増えていきます。
ローガンのタイガーバズーカ訛り、激極は関西の生まれでも育ちでもないので明らかに間違っているのですが、
その辺にはツッコミの無きよう。
なんていうか本物ではない関西弁を使うキャラ、というスタンス(らしい)ですので。
『るろうに剣〇』の某十本刀の誰かさんみたいなスタンスとでも言いましょうか。
っていうか関西弁じゃなくてタイガーバズーカ方言だからこれでいいんですよ、間違っていないんですよ(強引)。

トロイメライ初の、それから激極にとっても初の合戦シーン。
この作品を構成する三大要素、殺陣、合戦、悪だくみの一つというわけです(ウソ)。
西軍と東軍の丁々発止の駆け引き、のはずでしたが
ゼラールにおいしいところは全部いただかれてしまったような(笑)
やることなすことが派手ですんで、
ゼラール+戦闘=今回の見せ場みたいな方程式が出来上がっているようなそうでもないような。

その一方で地下で暴れる撫子。
「世相を反映してニート出そうぜ」と私が天河くんに言った時には、
まさかこんな凄い(どういう意味かはお察しください)キャラになろうとは。
そしてこんな撫子がストーリーが進むにつれて(自主規制)とは。
雑談から話が膨らむ小説、それがトロイメライ。

シブくて格好いいエルンストだけど、それにしてもセリフが短いな。
「デュガリも大変だなあ」と書いている本人が思います(笑)

で、オチにK・kとローズウェル。
ドリフ大爆笑でセットが壊れるようなノリで読んでいただければ、と思いますが、
もうドリフをリアルタイムで見たことが無い世代が多いかな。
分かりづらいかもしれませんね。
ああ、ジェネレーションギャップ。



というわけで第六話の解説にならない解説でした。



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