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両帝会戦への道


難民救済のためにエンディニオンの武力征圧に乗り出した仮面の武装集団、ギルガメシュ。
「カレドヴールフ」を名乗るギルガメシュの首魁は、
アルフレッドの実の母親、フランチェスカ・S・アップルシードであった。
ふたつのエンディニオンが激突する争乱は、母と子が血で血を洗う死闘でもある。
なぜ、アルフレッドは実の母と全面対決しなければならなかったのか。
ギルガメシュ襲来から両帝会戦へ至る道を
5段階で辿っていく。


1 サミット襲撃事件
各地の首脳陣が集まり、異世界人の処遇について話し合うサミット(円卓会議)が
世界最大の都市ルナゲイトにて開催。
国際的テロリストのジューダス・ローブはサミット襲撃を予告。
しかし、襲撃に現れたジューダス・ローブは、アルフレッド考案の包囲作戦によって敗北。
その正体は、アルフレッドたちの冒険者仲間のセフィだった。
予知能力を備えたセフィは、ギルガメシュの襲来を予見していたようだが、
真実を語る前に彼の胸を凶弾が襲った。
どこからともなく出現したギルガメシュの兵隊が掃射を開始、
たちまちルナゲイトは征圧されてしまう。
アルフレッドたちは命からがら逃げ延びたが、セフィは意識不明の重体に……。
以降、ルナゲイトはギルガメシュの拠点となる。
(第10回「道化の仮面」、第11回「異世界襲来」)



2 故郷、焼き討ち
佐志に入ったアルフレッドたちは、守孝、源八郎と協力して防衛策を練る。
次にギルガメシュが狙うポイントを海運の要衝である佐志だと睨んだのだ。
ところが、カレドヴールフの命令は、アルフレッドの故郷、グリーニャの焼き討ち……。
重要な何かが隠されていると思えない田舎の山村への襲撃には
ギルガメシュの内部でも疑問の声が上がるものの、カレドヴールフは自ら陣頭指揮に立つ。
アルフレッドたちが駆けつけたときには、グリーニャは火に包まれていた。
襲撃の最中、カレドヴールフは前夫カッツェに重傷を負わせ、
アルフレッドの妹ベル(カッツェとルノアリーナの子)を誘拐。
ベルを守ろうとしたクラップは、
アルフレッドの目の前でカレドヴールフに殺害されてしまう。
グリーニャ焼き討ちによってライアン家の運命を狂わされ、
アルフレッドは復讐鬼と化していく。
(第11回「異世界襲来」)




3 世界全土を舞台とした争乱が始まる
グリーニャ襲撃に前後してギルガメシュは正式に意思表明を行う。
彼らもまた別のエンディニオンからやって来た異世界人であり、
難民となった同胞たちを救うべく全世界の武力制圧を宣言する。
世界の覇権を狙って版図拡大を進めていた馬軍、テムグ・テングリ群狼領は
ギルガメシュの動向を警戒。
エルンストは諸勢力に呼びかけて反ギルガメシュの同盟を画策する。
テムグ・テングリ群狼領と敵対関係にある組織をも取り込んだ一大連合軍が結成され、
世界中を巻き込む合戦へと突入していく!
(第11回「異世界襲来」、第12回「難民誕生」)



4 突入!宿命の対決
反対勢力の動きへ呼応するようにしてギルガメシュも本格的に武力侵略を押し進める。
海の拠点とも言うべき佐志もアルフレッドが読んでいた通りに標的とされてしまう。
しかし、先手を打っていた佐志側は攻め寄せたギルガメシュを返り討ちにし、
数名の兵士を捕虜として拘束する。
ギルガメシュとの緒戦に勝利した佐志ではあったものの、
捕虜の処遇を巡って内部に亀裂が走る。
故郷を滅ぼされ、親友をも殺されて復讐鬼と化したアルフレッドは、
仲間たちの制止も聞かずに捕虜の処刑を強行しようとする。
異世界人でありながら佐志に身を寄せていたアルバトロス・カンパニーは、
アルフレッドの暴走を目の当たりにして離反を決意。
ギルガメシュの捕虜を助け出したアルバトロス・カンパニーは、ついに佐志から脱出する。
エルンストの指揮のもとで集まった反ギルガメシュの連合軍の中には、
異世界人を害虫と見なして排除を唱える過激派も参加している。
アルバトロス・カンパニー離反の背景には、こうした事情もあった。
(第12回「難民誕生」)




5 神に見放されて…
一方、神々への信仰を司る古代民族マコシカの人々は、
乱世を鎮める方策を創造の女神に問いかける。
神への交信と言う偉大な儀式には成功したものの、
創造主からは救いの手は差し伸べられず、それどころか非情に突き放されてしまう。
人類最大の後ろ盾であったはずの女神から見放された事実を知り、
絶望感に満たされる佐志の中にあってアルフレッドだけは更に闘志を燃え上がらせ、
独力によるギルガメシュ打倒を誓う。
(第12回「難民誕生」第13回「愛しき友よ」)


 両帝会戦は、決戦の砂漠へと向かう!
両帝会戦への道



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