トラウムファイル No.3
精霊超熱ビルバンガーT

User シェイン・テッド・ダウィットジアク
Pattern マテリアライズ
Form 巨大人型ロボット
Special 小細工無用の百万馬力(パワー)


Profile
全長十メートルに及ぶスーパーロボット。シェインの呼び掛けに応じて稼動する(音声入力)。
攻撃力、防御力ともに全トラウム中最強クラスではあるものの、
活動限界が二分三十秒と決まっており、タイムリミットを過ぎると自動的に消滅。
次回発動までに半日の冷却時間を必要とする。
また、十メートルもの全長は閉所では身動き一つ取れなくなってしまい、
強力である半面、使いどころが非常に限定される。


Staff Comment(天河真嗣)
トロイメライの世界観やトラウムと言う特殊要素を一発で表現してくれる、
問答無用のスーパーロボットです(笑)。
なにしろ本編で一番最初に登場するトラウムなので、そこは本当に気を遣いました。
トラウムと言う要素を読者に一発で理解して貰おうと言うときに、
グラウエンヘルツみたいなややこしい物は、余計に混乱を煽るだけですから。
パワー勝負でわかりやすかったんじゃないかと考えています。

『鉄人28号」』や『ジャイアントロボ』、『マグマ大使』など、
過去作のイメージが刷り込まれていた影響もありますが、
少年キャラと言えば、やっぱり相棒はスーパーロボットかなーと。
必殺技や必殺武器を持たせてはどうかと言う意見もスタッフから出されたのですが、
上記の役割もあり、鉄の拳で叩いて砕く肉弾派のロボットにさせて頂きました。
ただ、連載も三年目になってトラウム自体がだいぶ浸透してきたと思いますので、
発展性を持たせる意味も込めて、今度は何らかの形でパワーアップを施しても良いかと
考えてはいます。
と言っても、鉄人28号が突如としてジャイアントロボになったら驚くだろうけど(笑)。

『精霊超熱ビルバンガーT』と言う名前は、実は全く別の作品の為に考えていた物です。
そもそもスタッフの一員でもある びるば清水さんとの雑談から生まれた小ネタ。
名前からして、びるばさんのもじりですから(びるば→ビルバンガー)。
雑談の時点では、ビルバンガーは『ゲッターロボ』並に変形する設定でしたが、
やはり上記の理由からオミット(泣)。
いずれ何らかの形で変形ロボットも復活させたいものです。

なお、名前末尾の「T」は、「Thunder」の略です。
雷のパワーが原動力でもないし、超電磁でも何でもないので、
完全に意味がなくなっちゃってますけど(「精霊超熱」もそうだけど……)。




【トラウムファイル】トップへ戻る