トラウムファイル No.5
リインカネーション

User マリス・ヘイフリック
Pattern アルタネイティブ(※便宜上、こちらに分類される)
Form 無し
Special 肉体の復元(復原)


Profile
変身能力『グラウエンヘルツ』に並ぶ特殊なトラウムで、
便宜上、アルタネイティブ型に分類されているものの、必ずしも正しいとは言い切れない。
口づけを施す事によって損傷した肉体を再生させることが出来る。
エネルギーの発生や物質の具現化と言った物理現象が主体のトラウムの中では極めて特殊なタイプで、
生体へ作用し、なおかつ再生までしてしまうという特性は、
今のところ、このリインカネーションしか確認されていない。
回復能力のように扱われているものの、本質的には対象者の受けた損傷の「復元(復原)」であり、
再生と言う表現も厳密には誤りである。
切断箇所さえも復元させられるものの、さすがに細胞片から新たな肉体を創出するのは難しく、
対象者の死亡が確認されている場合は効果を発揮出来ない。
リインカネーションによる復元は、使用者のマリスを大きく消耗させる為、
瀕死の重傷者への施術や過度な連続使用を行った場合、マリス自身にも死の危険が及びかねない。


Staff Comment(天河真嗣)
リインカネーションは、マリスのストーリーに直結する事柄なので、
あまり迂闊なことは言えないんですけど、劇作上での役割としては、ズバリ治療係。
トロイメライは戦闘が大きな比重を占めるお話なので、この治療係は欠かせません。
その上で、マリスらしい所作を模索していった結果、
口づけによる回復と言う、何とも艶っぽい設定が生まれた次第です。
この口づけと言う方法は、治療の対象が個人・単体へ限定されると言うデメリットも内包しています。
つまり、全体を一度に回復することが出来ないと言うこと。
設定の項目でも触れていますが、相手の負傷の度合いによってマリスが被る負担も
それだけ大きく、深刻になっていくんですよ。
重傷者が多数出てしまう合戦は、トロイメライに於いて最重要とも言える要素。
その中でリインカネーションがどのような意味を持つのか。
そうした演出プランまで含めて、マリスとリインカネーションには治療係と言う重要な役割を与えています。




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