トラウムファイル No.6
クムランテキスト
User ホゥリー・ヴァランタイン Pattern マテリアライズ Form 遠隔操作型の球体(内部は全面銀板) Special 魔力の一時的な保管
Profile
念動力によって遠隔操作する浮遊型の球体。吹流しを思わせる護符を垂らした形状が特徴的。
こうした遠隔操作型の装置は「アヴァタール」と呼ばれ、
ホゥリーの場合は、この球体の中へプロキシの力を一時的に保管しておくことができる。
魔力が暴走しないよう制御に努めなければならない為、ホゥリーの負担は大きくなるものの、
一度に複数のプロキシを納めることが可能。この特性を利用することで幾つものプロキシを同時に
発動させ、爆発的な破壊力を生み出すことが可能となる。
このほかにも攻撃と防御のトラウムを併用し、攻防一体の戦いを展開させるなど
術者の発想が及ぶ限り、応用の可能性は果てしなく広がっていく。
敵の放ったプロキシを吸収し、自らの力に変換することも可能。
これはクムランテキストの特性自体を応用であり、極めて高度な技術でもある。
Staff Comment(天河真嗣)
最初期は魔法使い系のキャラにはトラウムを持たせなくても良いかと考えていたのですが、
レイチェルを魔法剣の使い手に設定した段階で、
魔法使いのトラウム=プロキシ(魔法)の発動をサポートする小道具と言うアイディアに行き着き、
結果として生まれたのが、このクムランテキストです。
ホゥリーの人物造形が完成した後に補足として付け足された設定であった為、
とてつもなく強力なトラウムであるにも関わらず、ついつい登場の機会を忘れてしまうんですよね。
ぶっちゃけた話、シーズン1の序盤を書いていた頃はクムランテキストの存在そのものを
うっかり忘れておりました。お恥ずかしい話、登場の機会以前の問題でした。
両帝会戦で見せ場を作ってあげられなかったのが、ちょっと心残り。
術師隊と言って魔法使いの部隊を作中に登場させ、指揮をホゥリーに執らせたんですけど、
そうなるとわざわざクムランテキストを使うまでもなくなっちゃうんですよね。
魔法使いの仲間に指示を出せば、事足りると言うか。
対ジューダス・ローブ戦では大活躍だったので、合戦でも出番がたくさん作れると思いきや、
予想外の落とし穴でした。使い勝手が良いようで悪いと言うのは、ハッキリ言って僕の設定ミスです。
ビルバンガーのような演出上の意図があるのでなく、単純に使いにくい物になってしまいました。
クムランテキストをちゃんと出していけるかが、今後の課題ですね。
なお、クムランテキストと言う名称は、かの有名な「死海文書」より引用。
……なんでしょうな。それなりに苦労して付けた名前なんですけど、どうにもしっくり来ない。
後付設定の怖いところですね。
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