「最終回直前、トロイメライスタッフたちの全員野球! の巻」

野球です、ベースボール。
野球(のぼーる)ぜよ、升(のぼる)さん。
いや、唐突に何を言い出すのだ。
正岡子規こと正岡升が野球が大好きだったってのはこの場ではどうでもいいことじゃないですか。
実際には野球をやっているわけではないのに総力戦なんかのことを「全員野球」という言葉でたとえるのは
長らく日本人の間で野球が一番の人気スポーツだったからなのでしょうか。
「巨人、大鵬、卵焼き」という言葉がはやった時代もありましたねえ…(遠い目)
一番人気のものとその対抗という意味合いで当時(いつの話だまったく)の競馬ファンの間では
「巨人、大鵬、ハイセイコー」、「西鉄、柏戸、タケホープ」というフレーズを用いていたそうです。
ハイセイコーの人気はすさまじいものがありまして、「東京都ハイセイコー様」でファンレターやらの贈り物が
わんさと届いたそうです。
競馬を知らない層にまで人気だった競走馬ってのは他にはオグリキャップくらいでしょうか。
まあとにかく名を知らぬ者はないといった具合だったようです。生まれていないからわかりませんけど。
このハイセイコー、トロイメライスタッフのリーダーである天河氏も大好きなようで、たびたび当時大ヒットした
「さらばハイセイコー」という曲名を会話で使ってきます。
「今度カラオケに行った時には絶対に歌う」のだそうです。
いつになるかわかりませんが、その内に聞くこともあるでしょう。

…えーと、何の話でしたっけ?
そうそう、野球です。この原稿(という名のしょうもない文章)を書いているときには甲子園では
高校球児たちが砂を運搬する作業に従事していますし、プロ野球では東北楽天ゴールデンイーグルス
(余談ですが、『イーグルス』って呼んでいる人見たことありませんね。みんな『楽天』と呼称していますね)の
田中将大投手が日本新記録を打ち立てているところです。
これが公開される頃には高校野球大会は閉幕していますし、田中投手がどうなっているかはわかりませんが、
まあそれは今回の話には全く関係がないことです。

相変わらず前置きが長くて本編と関連性のない、わたくし、激極の文です。
落語でいうところの「まくら」、もしくは某国の有名ジャーナリストにして世界に名だたるパワー厨、
ジェレミー=C=R・クラークソン氏のコラムみたいなのものなのだと御理解いただいて、
ここまでの話は無視しても流し読みしても、煮るなり焼くなり蒸すなり炒めるなり揚げるなりしていただいて
結構でございます。

それで、最終回直前ということであります。
長らく御愛顧いただいてきたこの「トロイメライ」もいよいよラストを迎えるカウントダウンが始まりました。
公開だけで二年以上、構想から含めると数年(天河氏個人での最初期からの構想から含めると
もう二ケタ年数をとっくに突破)を費やしてきた企画のフィナーレにあたりまして――
―-とここまでジャンプの人気マンガみたいな引っ張り方をしてしまいましたが、
お分かりの通り本当の最終回だというわけではありません。
いやまあ、偽物の最終回ってわけでもなくて、第一部完結、といったところです。
ここまで長かったような短かったような…
とあれこれ考えてみると、「長かったな〜」というのが個人的な感想です。
企画当初はもっと早く進む予定だったのですが、公開ペース等々を考慮した結果、
それよりはゆっくりとしたスケジュールになった、というのが大きな要因ですがそれはともかく。
一体全体「トロイメライ」のグランドフィナーレを迎えるまでにはあと何年かかるのか、
と考えると眼前に巨大な山脈が現れたような思いであります。
それ以上に、果たして自分は何歳になっているのだろうか、という考えが頭を…
もしかしたら完結前に「激極寿命で死亡!」なんて見出しがウェブ上に掲載されてしまうのではないだろうか、
と今から戦々恐々しています(大げさ)。

とまあ個人的な(しかもくだらない)話はさておきまして、第一部完結に向けて、
スタッフの皆さんの頑張りが加速を続けているのですよ。
特にキャラクターと並んで主要なグラフィックコンテンツである神人とクリッターのデザインが凄いです。
怒涛のごとくの勢いで押し寄せてきています。
ためにためていたエネルギーが堰を切ってあふれ出たかのようなモーレツ(死語)さに圧倒される毎日。
デザイナー陣営の奮闘に触発されたのか、天河氏も「ここまでやってくれたのだから本編にも
バシバシ取り入れていこう」とさらにパワーが入っている様子であります。
スタッフのみんながお互いに影響を与え、受け、相乗効果みたいな感じでより力のこもった制作になっていくのではないかな〜、と思うような。
「これや! これこそが多人数で作品を作り上げていく醍醐味やなんや!(←関西弁やない、タイガーバズーカ方言なんや!)」とギラつく太陽に向けて怒りと憎しみをまじえて吠えてやろうかと思いましたが、近所迷惑なのでそういう事はやめておきます。
とにもかくにもスタッフの皆様の頑張りは目に見える形になっていくのではないでしょうか。
その一環として、そう遠くない時期に、神崎さんが手がけた数々の神人のイラストがババーンと出てくるので期待していてください(宣伝)。

制作総指揮でメインライターの天河氏を筆頭として、かにさん、神崎さん、栞さん、ムツさん(50音順)たちが先鋒というか突撃部隊というかの勢いで制作に携わる一方で、上記以外のスタッフの方々も脇や後衛を固めてトロイメライというコンテンツの質の向上に一役も二役も買っております。
こんな感じの全員野球で「トロイメライ」第一部が円満に完結することでしょう。

是非、期待していてください。



…えーと、そういえばもう一人なんかいたよな。
そうそう、激極とかいうやつ。
何をやっているのかって? 何をやっているのでしょうね。
ああ、歴史上の人物に怒られまくりそうなマンガのような何かを描いているんじゃなかったかな。
まあ、気にしないでください。



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