トロイメライ〜その声を忘れないから〜
プレストーリー   第1部   第2部   番外編   ショート・ショート

第26回「生きるべきか、死ぬべきか」
‐Unidentified victim consciousness‐
    new


伝説の聖剣が安置されていた遺跡での顛末からギルガメシュに敵性勢力と見なされ、
アルフレッドたちはついに国際指名手配を受けてしまう。
その一方で、ギルガメシュは攘夷派の急先鋒であるフェイにも討伐軍を差し向け、
『アルト』のエンディニオンを取り巻く情勢は急速に緊張度を増していく。
際限なく暴走し続ける兄貴分を受け止められず、
精神的に疲れ切ったアルフレッドはジャーメインに救いを求めるように。
そうとは知らないフィーナはギルガメシュの基地で得た手掛かりをもとにして
ふたつのエンディニオンを結び付けるべく『ノイ』の地で奮戦し続けていた。
フィーナとジャーメイン、ふたりに差を付けられているように感じて悩むマリスだったが、
ギルガメシュから付け狙われるメシエを守ろうとして……。
そして、覇天組に庇護されたシェインも、クトニアの葛藤と正面から向かい合う。
それぞれの運命が交錯する中、歴史の裏側ではとてつもない闇がうごめいていた。

執筆:激々極々、天河真嗣
プロット:天河真嗣


第25回「攘夷(じょうい)決行」
‐Suffering with scarce necessity‐
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難民たちが暮らしていた元の世界・ノイのエンディニオンで
乱暴の限りを尽くしていた独眼竜――メシエ・M・ヒッチコックは
思いがけない形でアルフレッドたちと遭遇し、
難民排撃を唱える過激思想の集団・攘夷(じょうい)派の阻止に向けて手を結ぶことになる。
独眼竜が標的として付け狙う敵とは、過激な攘夷思想の首謀者と目された
フェイ・ブランドール・カスケイドであった。
かつては世界中の人々から羨望を集めていたはずの英雄が、
どうして難民の生命を脅かしていると疑われるまでになってしまったのか。
攘夷の嵐はアルトのエンディニオン各地で巻き起こり、今や一刻の猶予もない。
数え切れないほどの難民たちを救う為、
アルフレッドは同郷の兄貴分との直接対決を余儀なくされる……。

執筆:激々極々、天河真嗣
プロット:天河真嗣


第24回「闇に棲む独眼竜」
‐Another horizon with knowing by sight‐
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アルフレッドが義の戦士たちと抗争を繰り広げている頃、
もうひとつのエンディニオンに突入したフィーナとシェインは、
それぞれ新たな仲間たちとの出会いを経て打倒ギルガメシュの決意を新たにする。
彼らの挑戦は、同じ名を持つふたつの世界を結び付ける道にも通じていた。
一方、別動隊を率いるギルガメシュ副指令ティソーンは、
「独眼竜」と言う異名を持つ少年ギャングの行方を追跡していた。

異世界編、本格始動!

〜新章突入記念! 神崎シキによる異世界編・新コンビのツーショット〜

▲クリックすると大きな画像が表示されます。

執筆:天河真嗣
プロット:天河真嗣


第23回「沸騰!スカッド・フリーダム」
‐Too Much Pain‐
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ギルガメシュによる軍事政権『幕府(ばくふ)』の成立と時を同じくして、
「在野の軍師こそがエンディニオンの秩序を乱す災いの種」と、
スカッド・フリーダムから断定されてしまったアルフレッドは、
同志であるはずの義の戦士から襲撃を受ける。
彼の前に立ちはだかったのは、ジャーメインの義兄・ビクトー。
スカッド・フリーダムの最高幹部『七導虎(しちどうこ)』の一角であり、
アルフレッドとは不思議な因縁で結ばれた男であった。
ジャーメインもまた実の姉から攻撃されることとなり、肉親の情と信念との間で揺れ動く。
在野の軍師たちと義の戦士たちの抗争は、いかなる決着を迎えるのか!?

執筆:天河真嗣
プロット:天河真嗣


第22回「そして政変へ」
‐Maxwell's demon‐
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ギルガメシュの基地からAのエンディニオンに乗り込んだシェインたちは、
思いがけず異世界最強の武装警察・覇天組と遭遇し、その保護を受けることになる。
誤認逮捕と言う形での出会いではあったものの、シェインとヌボコは意気投合していく。
一方、転送事故によってBのエンディニオンに取り残されたアルフレッドは、
ギルガメシュの幹部であり、アカデミー時代の旧友・バルムンクに助けられる。
そのバルムンクはギルガメシュが今後取るべき指針について思い悩んでいた。
異世界からやって来たギルガメシュはBのエンディニオンに基盤など持っておらず、
難民支援を進めるどころか、安定した統治すらままならないのだ。
悩めるバルムンクの悩みを利用し、ギルガメシュを混乱させようと企むアルフレッドだったが、
その謀略はゼラール軍団のムラマサによって阻まれてしまう。
ムラマサはギルガメシュの先代軍師であった。
そして、ムラマサの思惑は、アルフレッドが計画した『史上最大の作戦』をも脅かしていく。
若き天才・アルフレッドと、老獪なるムラマサの軍師対決、ここに開戦!

執筆:激々極々、天河真嗣
プロット:天河真嗣
ゲストスター:ほむら、みかげ(学校戦記)



第21回「教皇庁の犬」
‐HURRY‐
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アルフレッドたちがバブ・エルズポイントへ攻め込んだ頃、
異世界に於いてギルガメシュ別働隊を追跡する「最凶」の武闘集団・覇天組(はてんぐみ)は
つかの間の休息を楽しんでいた。異世界の女神信仰を束ねる教皇庁から晩餐会に招かれたのだ。
局長のナタクは数名の隊士を伴って晩餐会の開催地へ赴くが、
その道中、信じられない情報が覇天組にもたらされる。
晩餐会の主催者でもある大司教が密かにナタク暗殺を企んでいると言うのだ。
真相を確かめるべく、何事もなかったように晩餐会へ出席したナタクは、
そこで思いがけない名前を耳にする。
伝説の武術家、ジェームズ・ミトセの系譜を継ぐ男――
かつてナタクと戦い、凄絶なる時間(とき)を共有した者の名前であった。

トロイメライ、新展開――。


〜本編関連項目〜

■覇天組紹介SS
・覇天組局長白書
・監察方始末記

■特集ページ
・覇天組誕生
・覇天組隊旗披露
・覇天組隊士追加紹介
・覇天組ゆかりの人物紹介
・覇天組局長に関わる新たな登場人物


執筆:天河真嗣
プロット:天河真嗣

☆サイドストーリーのキーパーソン、ジェームズ・ミトセの系譜を継ぐ男¥遠o場エピソード
※この物語はフィクションであり、実在の人物・団体・出来事などとは一切関係ありません。



第20回「足跡の分岐点」
‐When Bombs Fall‐
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難民キャンプで発生した暴動事件は最悪の結末を迎え、多くの人の心に深い傷を刻んだ。
ギルガメシュは難民保護という理念が揺るがされ、窮地に立たされる。
密かに組織の内部崩壊を企んでいたギルガメシュ幹部・コールタンは
アルフレッドたちのもとを訪れ、驚くべき事実を告げる。
大義の達成が遅々として進まず、業を煮やした総司令・カレドヴールフが
最終兵器の開発を進めていると言うのだ。
それは究極の大量破壊兵器であり、完成してしまうと反ギルガメシュ連合軍に勝ち目はなくなる……。
覚悟を固めたアルフレッドたちは最終兵器の阻止に立ち上がる。
一方、副指令が率いるギルガメシュ別働隊は凄まじき襲撃を受ける。
後にアルフレッドたちと深く関わることになる「最凶」の武闘集団・覇天組(はてんぐみ)が
副指令・ティソーンの喉元に迫っていた。


ゲスト:紅崎華梗(エターナルオース)

執筆:天河真嗣
プロット:天河真嗣

☆キーパーソン「覇天組(はてんぐみ)」、初登場エピソード



第19回「ワーズワース難民キャンプ(後編)合い言葉は勇気」
‐Field act.2‐
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ギルガメシュの管理する難民キャンプへ支援の為に潜入したアルフレッドたちは、
想像を絶する過酷な状況の前に愕然とする。そこは古い身分制度が支配する異様な世界だった。
その頃、Aのエンディニオン最大の軍需企業であるロンギヌス社は、
「難民ビジネス」の一環としてエージェントを派遣。
そこにはアルフレッドたちも危惧する銃器流入問題が絡んでいた。
ギルガメシュの管理体制に不満を持つ難民たちの手に銃器が渡ったとすれば、
どのような事態が起きるともわからない。
極度の緊張状態の中、両者はワーズワース難民キャンプの実態調査を急ぐ。
難民たちと向き合い、悲惨な実情を確かめたアルフレッドたちはひとつの決断を下すのだが……。
シーズン2初回エピソード、難民キャンプ編は壮絶な結末に向かう!

執筆:天河真嗣、激々極々
プロット:天河真嗣、激々極々
設定協力:半券



第18回「ワーズワース難民キャンプ(前編)無血開城」
‐Field act.1‐
                


反ギルガメシュ連合軍敗れる――主将であるエルンストは降伏し、
最後の砦となっていた馬軍の城、ハンガイ・オルスも無血開城を余儀なくされた。
しかし、それは将来的な大逆転を企む『史上最大の作戦』の第一段階に過ぎなかった。
作戦を立案した「在野の軍師」アルフレッドは、その責任を胸にハンガイ・オルスを去っていく。
一方のフィーナは各地でさまざまな難民の姿を見聞きし、今、自分たちにできることを考えるようになっていた。
そんな折、ギルガメシュの幹部であるコールタンからアルフレッドに奇妙な依頼が舞い込む。
ワーズワースと言う自然公園に設けられた難民キャンプを調査して欲しいと言うのだ。
ギルガメシュの内部崩壊を狙っているというコールタンに半信半疑のアルフレッドだったが、
フィーナはワーズワース難民キャンプを支援したいと強く訴え、彼と意見を戦わせることに……。
怒涛のシーズン2初回エピソード、難民キャンプ編スタート!


執筆:天河真嗣、激々極々
プロット:天河真嗣、激々極々



シーズン2スタートに寄せて



シーズン1総集編スペシャル
‐TRAUMERAI THE BEST S1‐

2011年から2014年まで掲載されたシーズン1(全17回)を
全6週の総集編スペシャルで振り返る!
語り部を務めるのは、ある古代民族の少女。
大合戦から一歩引いた視点より独白形式で語られる〈トロイメライ〉の世界とは、
果たしてどのような姿をしているのか?
〈トロイメライ〉のひとつの節目にして、来たるシーズン2に向けた大決算!


第1部「拳銃少女」
第2部「未確認失踪者」
第3部「波乱のサミット」
第4部「襲来!武装難民」
第5部「難民戦争開戦!」
第6部「史上最大の作戦」

執筆:天河真嗣(総集編加筆含む)、激々極々、朔神栞
編集:天河真嗣



第17回「遥かなる凱歌」
‐ Citizen of the world take down all their flags ‐
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一敗地に塗れ、絶体絶命の窮地に立たされた連合軍は、劣勢を挽回し得る秘策を求めていた。
逆転を期した計略を献策する権利を獲得したアルフレッドは、誰にも思いつかなかった空前絶後の一手を総大将のエルンストに訴える。
しかし、その奇策は諸将の間に波紋を生み、エルンスト直属の配下は反発を強める。
その頃、意気盛んである筈のギルガメシュ内部でも難民を巡る新たな問題が発生。
カレドヴールフらはエンディニオンの覇権を維持していく資質を問われる。
連合軍、ギルガメシュ双方がそれぞれの問題に翻弄される中、勢力図の一新に伴う混乱が各地で噴出し、エンディニオンは騒然となる。
そして、騒乱の陰ではゼラール軍団を標的としたテムグ・テングリ群狼領内部の暗闘も進行。
未曾有の大混乱を切り抜け、史上最大の作戦を遂行するべく、
アルフレッドは「在野の軍師」として全身全霊で戦いを挑む。
(シーズン1最終回)

ゲスト:マサコ&スバル(セピアな熊ども)
 ダイン・オークニクス、紅崎華梗(エターナルオース)
 犬養賢介(戦国桃太郎)

執筆:天河真嗣
プロット:天河真嗣
拳法監修:鶴岡八幡

シーズン1完結に寄せて




第16回「最後に笑う者」
‐ Khan ‐
                           10   11   12   13   14


ギルガメシュとの決戦に敗れたテムグ・テングリ群狼領ほか連合軍は、
馬軍の本拠地にして最後の砦、ハンガイ・オルスへ入城、再起を図る。
大勝利を収めたギルガメシュは一気に攻勢を仕掛けようとするが、
幹部たちの間で足並みが揃わず、作戦会議は平行線を辿る。
勝者も敗者も、次の有効な手を打てずにいた。

一方、アルフレッドたちは佐志への帰路を急いでいた。
サミットがギルガメシュに襲撃された際に胸を撃たれ、
昏睡状態の続いていたセフィが意識を取り戻したと言うのだ。
ギルガメシュ出現を世界で誰より早くに察知していたセフィは、アルフレッドたちに何を語るのか……。


執筆:天河真嗣
プロット:天河真嗣


シーズン1最終章メッセージ:激々極々

シーズン1最終章メッセージ:天河真嗣




第15回「両帝会戦(後編)復讐と決着のはざまで」
- Tous pour un, un pour tous act.2 -
                  10  11  12  13  14

伝説の東郷ターンを駆使してギルガメシュの軍艦を粉砕して制海権を握ったアルフレッドたちは、
決戦の舞台と目された砂漠地帯へついに上陸を果たす。
一方、沿岸部から遠く離れた主戦場ではギルガメシュと反ギルガメシュ連合軍も先鋒同士が戦端を開き、
ここにエンディニオンの覇権を争う大合戦『両帝会戦』が始まる。
アルフレッドとゼラールも沿岸部の砂丘周辺でギルガメシュの別働隊と合戦に及んでいたが、
そこへエトランジェ(外人部隊)を引き連れたニコラスたちが姿を現す。
アルフレッドとニコラス、佐志軍とエトランジェ、それぞれが宿命の対決を迎える中、
主戦場では驚くべき事態が勃発しようとしていた。

アルフレッドは復讐を果たせるのか? ニコラスが胸に秘める決着の行方は?
シーズン1クライマックス:エピソード『両帝会戦』、後編!


執筆:天河真嗣
プロット:天河真嗣




第14回「両帝会戦(前編)T字戦法の奇跡」                
- Tous pour un, un pour tous act.1 -

陣取り合戦の末、砂漠地帯にて睨み合う形となったギルガメシュと反ギルガメシュ連合軍は、
両軍ともうかつに手を出せないと言う膠着状態の中、長対陣を続けていた。
ニコラスたちアルバトロス・カンパニーはギルガメシュのエトランジェ(外人部隊)へ、
アルフレッドたち佐志の軍勢へそれぞれ参加し、ここに至って宿命の対決は
ついに避けられないものとなる。

アルバトロス・カンパニーの参戦を知らずにいるアルフレッドは、
ゼラール軍団と歩調を合わせて海路から砂漠を目指していたが、
上陸に適した湾岸地帯をギルガメシュの軍艦が占領している情報を得ると、
仲間たちを集めて驚くべき作戦を立案する。

シーズン1クライマックス:エピソード『両帝会戦』、前編!


執筆:天河真嗣
プロット:天河真嗣


スタッフから見た「両帝会戦」



第13回「愛しき友よ」                    10  11  12
‐A Chain of Events Led to the Outbreak of the War‐

佐志を急襲したギルガメシュの部隊を返り討ちにし、捕虜の拘束に成功したアルフレッドだったが、
ギルガメシュへ味方をすると決心したアルバトロス・カンパニーの手引きによって
生け捕りにした敵兵が脱走する事件が発生。
激怒したアルフレッドはニコラスたちに宣戦布告し、ついに両者の決裂は避けられない事態となる。
女神イシュタルがエンディニオンを救うことなく去っていったと言うニュースは
衝撃に包まれる佐志へ追い討ちを掛け、一同は憂色に包まれた。
復讐に燃えるアルフレッドだけは闘争心を昂ぶらせていたが………。

一方、テムグ・テングリ群狼領はカレドヴールフらに決戦を挑むべく反ギルガメシュの同盟を画策していた。
対するギルガメシュも軍師・アゾットを中心にエルンスト打倒に向けた作戦行動を開始。
両軍は智謀の限りを尽くして陣取り合戦に臨む。

やがて両軍の衝突は砂漠地帯へともつれ込み、両帝会戦と呼ばれる死闘が幕を開ける!


執筆:天河真嗣
プロット:天河真嗣





第12回「難民誕生」              
-The lord giveth and the lord taketh away-

ギルガメシュの奇襲を受け、アルフレッドたちの故郷・グリーニャの村は灰燼に帰した。
アルフレッドは妹のベルを連れ去られ、親友のクラップを目の前で殺害され、
心に深い傷を負ってしまう。
しかも、カレドヴールフを名乗る敵の首魁は実母、フランチェスカ・アップルシード………。
大切なものを奪われた復讐に燃えるアルフレッドは、
これまでの彼からは想像もつかないような凄まじき行動に出る。

修羅の道へと踏み込むアルフレッドに仲間たちが動揺する中、
アルバトロス・カンパニーにも大いなる決断のときが迫っていた。

執筆:激々極々
プロット:天河真嗣



【クラップ追悼】




第11回「異世界襲来」                 ▲TOPへ
-Hello and good-bye-

奇襲によってルナゲイトを制圧下に置いた仮面の武装集団は、
続けざまに軍事行動を展開。瞬く間に勢力圏を拡大させていく。
辛くも襲撃から逃れたアルフレッドたちは、人里離れた別荘地にひとまず身を隠す。
胸を撃たれ、瀕死の重傷を負ったセフィの容態を気に掛けながらも
アルフレッドは仮面の武装集団へ立ち向かう為の戦略を練り始める。
そこへ乗り込んできたのは、一行と同じく窮地を脱したフェイであった。
ジョゼフの発した信じられない一言が原因となり、
アルフレッドは尊敬するフェイと正面からぶつかることになってしまう。

一方その頃、グリーニャの村にも魔の手が忍び寄っていた………。
怒涛の第2部、スタート!


執筆:激々極々
プロット:天河真嗣



【新章突入にあたって】




第1部完結特別エピソード
番外編「悪夢の清算」   ▲TOPへ


第10回「道化の仮面」                    10  11  12
-The Summit-

フィーナの実父による爆破事件に巻き込まれ、
リーヴル・ノワールから緊急離脱した一行であったが、
帰還した地上には、調査開始寸前までどこにもなかった筈の巨大都市がいつの間にか出現していた。
その大都市こそがアルバトロス・カンパニーの本社が所在するフィガス・テクナーであった。
フィガス・テクナーの住民を招いて意見交換会を設けたアルフレッドは、
ニコラスたちが迷子となった背景など信じがたい事実に次々と行き当たる。

混乱が深まっていく中、ミーティングの場へ息せき切らしてフィーナが駆けつけた。
彼女からもたらされた報告に一同は戦慄する。
ジューダス・ローブが次なる標的に定めたのは、
世界中から首脳陣を集めて開催される円卓会議『サミット』であった。

第1部「漂着編」、完結!

執筆:天河真嗣
プロット:天河真嗣


【第1部完結に寄せて】




第9回「目覚めよと呼ぶ声が聞こえ」                

-March winds and April showers. Bring forth May flowers-

近隣住民を脅かす正体不明の“廃墟”、リーヴル・ノワールの調査を進めるアルフレッドたちの前に
先んじて施設内に入り込んでいた別の冒険者チームが立ちはだかる。
メアズ・レイグを名乗るふたりの冒険者に奇妙な違和感を覚えるアルフレッドであったが、
彼らは突如として一向に宣戦布告。ついには冒険者チーム同士の抗争へと発展する。
圧倒的な戦闘力を誇るメアズ・レイグの前にアルフレッドたちは思わぬ苦戦を強いられ、
全滅の瀬戸際にまで追い詰められてしまう。

「輪廻」「眠り姫」と不思議な言葉を繰り返す冒険者チーム、メアズ・レイグ。
彼らとの戦いの果てに開かれる運命の扉とは………。


☆物語環境開発・朔神栞発案によるキャラクター、ルディア・エルシャイン初登場エピソード
ゲスト:マサコ&スバル(セピアな熊ども)

執筆:天河真嗣
プロット:天河真嗣





第8回「忌むべき禁術」            

‐La Buvette‐


新聞王ジョゼフを狙ったジューダス・ローブの襲撃は、メディア発信の中核を担う施設・セントラルタワーの一部を損壊するのみで終息した。
その手口から直接ジョゼフを攻撃したようには思えず、アルフレッドらはジューダス・ローブの行動が理解できない。
そんな一行のもとへフェイから支援要請が入った。
ルナゲイト地方の北部に突如として現出したという正体不明の建造物の調査を手伝って欲しいと言うのだ。
ジョゼフの強い要望もあって現地へ飛ぶ一行であったが、
そこで目の当たりにした光景にニコラスたちアルバトロス・カンパニーは衝撃を受ける。


ゲスト:マサコ&スバル(セピアな熊ども)

執筆:天河真嗣
プロット:天河真嗣





第7回「堕天の敵」            

-Variety show-

テムグ・テングリ群狼領最大の内部闘争『群狼夜戦』に巻き込まれ、
図らずもその決着を見届けることになったアルフレッドたちのもとへ佐志の村長が急死したとの知らせが届く。
同行したフツノミタマの協力で佐志村長が毒殺されたことまでは突き止めたものの、犯人の目星はつかない。
ときを同じくしてエンディニオン最大の都市ルナゲイトにも恐るべき危機が迫っていた。

そうとは知らないニコラスたち、アルバトロス・カンパニーの面々は、
自分たちが見知らぬ土地で立ち往生していることを社の同僚へ伝えるべく、
テレビ番組への出演を試みようとしていた。
ニコラスに誘われたアルフレッド一行もルナゲイトへと進路を取ったのだが、
そこで待ち構えていたのは、旧友との再会だけではなかった。

執筆:激々極々
プロット:天河真嗣





第6回「馬軍の覇者」        

-Beyond the Flames-

“二人目の恋人”マリスの登場と言う仰天の事件によってチーム内での立場を失ったアルフレッド。
ただでさえ頭の痛い彼に更なる災難が降りかかる。
ホゥリーの請け負ったボディーガードの依頼により、図らずもテムグ・テングリ群狼領の内紛へと
巻き込まれることになってしまったのだ。
テムグ・テングリとは、エンディニオンの武力統一を掲げて版図拡大を押し進める世界最強の勢力である。
少しでも関与しようものなら、なし崩し的に戦争へ引きずり込まれるだろう。
戦闘に不慣れなフィーナたちを気遣うアルフレッドは事態を打開すべく知恵を絞るものの、
争いごとの裏で暗躍する死の商人の企みによって戦場への参画が避けられなくなってしまう。
苦悩を深めるアルフレッドへなんとフツノミタマが助っ人として加わり………。

一方、テムグ・テングリ群狼領の内紛も最終局面を迎えようとしていた。
対立する両軍は雌雄を決するべく最後の大激突へと縺れ込んでいく。
後に『群狼夜戦』とも呼ばれる世紀の一戦が勃発したのである。

☆“閣下”ことゼラール・カザン 本編初登場エピソード

執筆:激々極々
プロット:天河真嗣





第5回「恋に落ちたら」            
-Three Musketeers-

紆余曲折を経てアルバトロス・カンパニーとの和解にこぎ着けたアルフレッドだったが、
追いつ追われつを繰り広げる中でマコシカの民の遺跡を誤って傷つけてしまった。
古代の遺産を守り続けるマコシカの民にとって、それは許し難い罪である。
激怒したマコシカの民はアルフレッドたちに襲いかかるが、
別件で来訪した冒険者チームが仲裁に入り、あわやのところで全面対決は免れた。

マコシカの集落を舞台にして起こった一連の騒動が片付いたことに
胸を撫で下ろすアルフレッドだったが、そんな彼の前に思いがけない人物が現れ、
とうとう逃げ場のない窮地へ追い込まれてしまう。

執筆:天河真嗣
プロット:天河真嗣





第4回「対決!アルバトロス・カンパニー」            
-Hurry Go Round-

ニコラスが郵便物を届ける相手が住むと言うマコシカの民の集落へ向かう一行。
再三に亘るフツノミタマの襲撃を退け、ようやく辿り着いた目的地であったが、
マコシカの民は一行を招かれざる客として追い払おうとする。
当惑する一行の前に姿を現したのは、かの離れ島に置き去りにされた
プログレッシブ・ダイナソーであった。

先回りしていたダイナソーはマコシカの民を抱え込むと言う計略で
一行に報復しようと考えていた。
思いがけない意趣返しに憤る一行だったが、
アルフレッドはダイナソーを上回る計略を練り上げ、逆襲に打って出る。

執筆:激々極々
プロット:天河真嗣





第3回「私の歩む路」              
-Hot Trigger-
グリーニャでの騒動に引き続き、再び襲いかかってきたフツノミタマを撃退したアルフレッドたちは、
ニコラスが目指す古代民族の集落へと歩みを進めていた。
より安全な経路を確保すべく大陸横断道路『キャットランズ・アウトバーン』から
目的地へ向かおうと計画するアルフレッドだったが、そこで待ち構えていたのは
危機また危機の連続であった。

そして、全滅を覚悟する一行の前に現れたとある人物との出会いが、
罪の重みに沈むフィーナの心を大きく揺り動かす………。

執筆:天河真嗣
プロット:天河真嗣





第2回「おかしな迷子」        
-Etranger-
廃棄物の不法投棄を繰り返していたスマウグ総業を故郷の山村から追い払うことに成功したアルフレッドたちであったが、
その代償はあまりにも大きかった。
乱闘の最中、誤ってスマウグ総業の社員を殺めてしまい、良心の呵責にさいなまれるフィーナへアルフレッドはグリーニャを出るように促す。
ほとぼりが冷め、フィーナが気持ちを整理できるまでの間、事件の痕跡が残る場所から離れたほうがよいと考えたのだ。
故郷の友たちに見送られ、自分の進むべき道を探す旅へと出発するフィーナ。
彼女の傍らには、まるで未来の姿を暗示するようにアルフレッドが控えていた。

一方、グリーニャから遠く離れた離れ島では、運送業者『アルバトロス・カンパニー』に勤める
ニコラス・ヴィントミューレとプログレッシブ・ダイナソー(本名:サム・デーヴィス)は道に迷った挙げ句、立ち往生を余儀なくされていた。


執筆:朔神栞
プロット:天河真嗣




第1回「在野の軍師」               ▲TOPへ
-Cliffhanger-
イシュタル暦1484年。
新選枢機卿フィーナ・ライアン率いる戦士の一団は、世界に災いの種を振りまくテロリストに対して奇襲作戦を敢行、首尾良くこれを壊滅させた。
先陣を切って誰よりも激しく戦い、次々とテロリストたちを蹴散らしていくのは、軍神の紋章が意匠化された陣羽織を纏う銀髪の男だ。
彼こそがフィーナ枢機卿を勝利に導き、世に在野の軍師として畏怖されるアルフレッド・S・ライアンであった。

遡ること数年前、アルフレッドとフィーナは山間部に位置する小さな農村で穏やかに暮らしていた。
しかし、彼らの故郷は、今や悪徳なゴミ処理業者によって脅かされようとしていた。
不法投棄を繰り返すゴミ処理業者と村民たちの緊張は一触即発の状態にあったが、ある事件を発端となってついにそれが爆発。
村民とゴミ処理業者との間で全面戦争が勃発してしまう。

士官学校に通い、戦略シミュレーションを修めていたアルフレッドは、この緊急事態に対処すべく知恵を尽くして一計を案じる。
後に在野の軍師と恐れられる知謀が開花する瞬間であった。

執筆:天河真嗣
プロット:天河真嗣


【第1回掲載を終えて】



―――――プレストーリー―――――   ▲TOPへ

第0回「威風堂々」    
-PILOT-
イシュタル暦1495年、春。
大統領首席補佐官を務めるアルフレッド・S・ライアンは、その日、大統領が出席するセレモニーのために片田舎の平和祈念美術館を訪れていた。
そこはアルフレッドにとってかけがえのない場所であり、セレモニーにも格別の思い入れがある。
そのセレモニーとは、永遠にも思えるほどの遠い道のりを経て平穏を手に入れた難民たちの足跡を辿るものだ。
平和を祈念する式典の会場で愛妻であるフィーナ枢機卿、親友のシェインと合流したアルフレッドは、
セレモニーにフォトグラフを提供してくれた人物「トリーシャ・ハウルノート」との想い出に胸を熱くする………。

執筆:天河真嗣
プロット:天河真嗣




―――本編掲載カウントダウン企画時掲載プレストーリー―――

【華麗日和】 作/朔神 栞

「カレーが食べたい」…全てはひとりの男のこの呟きから始まった。
運送業者アルバトロス・カンパニー。
業務を終えた彼らにはその思いは届かず、男は打ちひしがれた。
だが、それは部下たちの巧みな、そして優しい罠だった。
カレーを作るだけに社員たちは持てる力の全てを注いだ。
ついに完成する究極のカレー。男の望みは叶えられたが、
最後に待ち受けていたのは悲劇の運命だった。




【或る無業者の憂鬱】 作/激々極々

薄暗い室内で一人のニートは静かに憤怒していた。
自分を受け入れようとしない社会に、自分を批難してきた他人に。
世の中を恨み、憎み、しかし、復讐の手段を持たない彼女は自問自答を繰り返す。
働きたくない。働かせないでくれ。鬱々とした思いが去来し続ける。
やがて世の中への報復を可能とする力を得た彼女は、果たして………




【大陸横断鉄道襲撃事件】 1    作/天河 真嗣

曖昧な法しか持ち得ない乾いた世界、エンディニオン。
そのような世界には悪を生業とするアウトローも少なくない。
多くの旅客を乗せた鉄道は、そうした悪逆の徒にとって格好の獲物なのだ。
「オレイカルコス豪盗団」を名乗るアウトロー集団も大陸を横断する大型鉄道に
狙いをつけていた。
緻密に計画を練り上げ、前代未聞のトレインジャックへと臨むアウトローたちであったが、
そこには「在野の軍師」と畏怖される一人の青年が乗り合わせていた。
トレインジャック決行の瞬間、オレイカルコス豪盗団を
信じられないアクシデントが襲う―――






―――――ショート・ショート―――――   ▲TOPへ
※上に行くほど新しい物です


2015新春スペシャル番外編「予兆の断片」
-TRAUMERAI vs Momotarou in the civil war era 〜Small scale immovable fight〜-

テムグ・テングリ領内の村々を巡察するアルフレッドたちは、その中で一つの村を訪れる。
どこか雰囲気が妙なその村には、ある一つの問題が存在していた。
それには昨今田舎にも流入著しい難民が関係してくるという。
解決のために動く一行だったが、しかし調べていく内にある事実が発覚する。
人々を脅威から解放するためにアルフレッドたちがとった行動とは――

激極が綴るトロイメライと戦国桃太郎の闘争の一片が新春早々現実となって形になる。
新春企画らしいはっちゃけた展開に括目せよ。

執筆とプロット:激々極々



【監察方始末記】

ギルガメシュとの戦いに明け暮れる新たなキーパーソン・覇天組(はてんぐみ)。
彼らは機動力を最大限に発揮する為に「監察方(かんさつがた)」と言う探索部隊を編制している。
倒すべき標的を追跡し、確実に追い詰めていくのだ。
その監察方を束ねる長は、或る任務の最中に古い友人と再会する。
それが思わぬ運命を引き寄せることになるとは知らずに……。
覇天組の内幕をクローズアップするショートショート第2弾は、
ギルガメシュとの戦いを描く任務編。

執筆:天河真嗣
H27.1.31掲載



【覇天組局長白書】(前編)  (後編)

<トロイメライ>本編にキーパーソンとして加わる新勢力、覇天組(はてんぐみ)。
その隊に所属する隊士たちの或る日常と、覇天組を率いる局長の思いをクローズアップしていく。
※「局長」とは覇天組の隊長に当たる役職名です。

執筆:天河真嗣
H27.1.17(前編)掲載
H27.1.24(後編)掲載



【六連銭(むつれんせん)】

類稀なる軍師の才能とは裏腹にアルフレッドは人格を疑われるレベルの朴念仁である。
そのような男であるから食に対する関心もそれほど高くはない。
感情が薄くサイボーグのような彼に、最近、「いつもの」で通じる飲食店ができた。
そこはアルフレッドの趣味とはかけ離れたような店であったが……。

執筆:天河真嗣
H26.8.16掲載


【その少年、異邦人につき】

アルバトロス・カンパニーの最年少、ジャスティン・キンバレン。
彼が住むフィガス・テクナーの町に“少年探偵”が出没すると言う噂が流れ始める。
そんな折、ジャスティンは『セシル』と名乗る旅行者風の少年に出会った。
シーズン1の前日譚にして、シーズン2へと繋がるスペシャルストーリー。

執筆:天河真嗣
H26.6.21掲載


【呼び方】

それは、馬軍の砦からゼラール軍団が退去する前の、つかの間の安らかな時間。
命がけの戦いの幕間にあった、少年たちの小さな物語。

執筆:天河真嗣
H26.5.3掲載


【終りなき戦い】

弁護士を志した時代も今は昔。いつ終わるとも知れない戦いの日々の中、
在野の軍師は騒乱の果てに何を思い、何を願っているのか……。

執筆:天河真嗣
H26.3.29掲載


【太刀颪の大一番】

エンディニオン相撲界最強の力士と謳われる男――太刀颪(たちおろし)。
神の如き突進力を最大の武器として快進撃を進める太刀颪の真実とは何か?
彼が挑んだ大一番を振り返りながら、闘魂満ち溢れるその人柄に迫りたい。

執筆:激々極々
H26.2.22掲載


【行き過ぎた代償】

趣味にかまけて、本来やらなければならない仕事をおろそかにしていませんか?
周りの人を悲しませていませんか? 
巡る因果は糸車。いつか報いは訪れるのです。

執筆:天河真嗣
H25.7.20掲載



【Allez cuisine】

ゼラール閣下の三従者とも言える軍団トップスリー、トルーポ・ラドクリフ・ピナフォアの三人は、
ひょんなことから本隊とは別行動を取ることになった。
それ自体は珍しくもないことなのだが、おさんどん担当のラドクリフが負傷したことから事態は急転。
やがてトルーポは生き地獄へと突き落とされることになる。

※作中の料理は、キャラクターたちが美味しくいただきました。

執筆:天河真嗣
H25.4.6掲載



【鐘の音】

ギルガメシュ襲来など激動の年となったエンディニオンにも
一年の終わりと、新年の幕開けは等しく訪れる。
佐志独特の風習である除夜の鐘を耳にするシェインとフツノミタマは、
煩悩を取り除くと言うその音色に何を思うのか……。

執筆:天河真嗣
H24.12.29掲載




【赤髪ブタ野郎抹殺計画】

あの赤髪ブタ野郎をブチ殺す――。
そう決意を固めた瞬間、彼女は修羅の道へと足を踏み入れた。
唸りを上げるビール瓶! 轟き叫ぶビール瓶!
大切なものを守る為、故郷の平和を守る為に立ち上がった少女が行き着く先は……。

執筆:天河真嗣
H24.12.22掲載




【自転車と少年】

何を血迷ったのか、自転車で世界一周に挑んだバカふたりが遭遇する、世にもアホらしい冒険活劇!
ただし、約一名はずっとぶんむくれだ!
半ば遭難に近い状況におちいったバカふたりは、果たして生還できるのか!?

執筆:天河 真嗣

H24.11.3掲載