ギルガメシュを支配する最強の女帝
カレドヴールフ


難民の救済を掲げてアルフレッドたちの住む世界に襲来した武装集団、
ギルガメシュの首魁(総司令)。
強烈なカリスマ性と絶対的な戦闘能力によってギルガメシュを統率する。
目的を達成するためには手段を選ばない冷酷無比な女帝で、
争乱の最中、アルフレッドから大切なものをいくつも奪い取っていく。
アルフレッドにとって、いつか必ず倒さねばならない宿敵である。

軍刀や槍、ライフルなど様々な武器を使いこなすほか、
「ブードゥー・チルドレン」と呼ばれる不思議な能力を備えている。
この「ブードゥー・チルドレン」は、どこかトラウムのようにも見えるが……。

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ライターコメント(天河真嗣):
第11回「異世界襲来」より登場した武装集団、唯一世界宣誓ギルガメシュ。
テロ組織の首魁ですから、まず彼らの原理を象徴する存在として
カレドヴールフの人物造形を作っていきました。
ご覧の通り、ギルガメシュの幹部たちは伝承や寓話に登場する刀剣の名称を
コードネームに当てはめているのですが、カレドヴールフは、つまりカラドヴォルグ。
アーサー王伝説でも有名なエクスカリバーのモデルになったとされる剣です。
名称からしていかにも風格があるじゃないですか。
あらゆる意味でギルガメシュと言う組織を体現するキャラクターとなっています。
もう一つ、ギルガメシュの裏話を付け加えるならば、
原作シナリオの段階では、難民保護を目的に掲げてはいなかったんですよ。
別作品の為に難民問題について調べていたとき、「武装難民」と言うキーワードに行き着きまして。
本作のメインストリームへ難民問題を盛り込むと決めた段階で、
ストーリーの中核を「武装難民」にしようと定め、ギルガメシュの設定を再度練り直していきました。
こうした経緯を経て、「唯一世界宣誓ギルガメシュ」と言う組織が完成されました。

既に本編でも明らかになっていますが、カレドヴールフの本名はフランチェスカ・アップルシード。
アップルシードと言うファミリーネームは、アメリカの開拓史に於いて伝説的な人物とされている
ジョニー・アップルシードから引用させて頂きました。



フラガラッハ ・ ギルガメシュトップ ・ グラム


イラスト:ムツ