才気溢れる若き精鋭 バルムンク アネクメーネの若枝最年少ながら公明正大を信条とする生粋の武人。 騎馬隊を指揮する隊長だが、戦闘では自ら先陣を切って突撃するなど 猪突猛進気味。その生真面目さを仲間にもからかわれている。 グラムのことを兄のように慕い、グラムもまたバルムンクを片腕として認めている。 グラムと合わせて陸戦の双璧と謳われる。 アルフレッドやゼラールとは浅からぬ関係にあるようだが………。 グレートアックスやハンドアックスへ変形する攻撃機能に特化したMANAを自在に操る。 騎馬の扱いにも長じ、騎乗した状態から繰り出されるポールアックス(※長柄の斧)の技は、 愛馬の機動力もあって回避・防御が殆ど不可能に近い。 ------------------------------------------------------------------------ ライターコメント(天河真嗣): 原型となるキャラクターは原作シナリオで登場していましたが、ギルガメシュの設定を再考するにあたって人物造形を作り直し、改めて若きホープとして登場となりました。 ギルガメシュ幹部の年齢設定についてバランスを取ろうと考え、 ベテラン揃いの中にアルフレッドやゼラールと同世代のバルムンクを放り込んだのですが、 これがなかなか面白い化学反応を生み出してくれました。 個人的には、学園ドラマの先輩・後輩のように爽やかなコンビである グラムとの掛け合いを楽しんで頂きたいですね。 例えば、暴力を頼みとするテロ組織の関連キャラクターに対して、 血の通った人物造形を施すのは如何なものかと言う意見もあるかも知れませんが、 <トロイメライ>で描いていくのは、あくまでも精一杯に生きる人間たちの群像劇。 志を果たす為にテロリストと言う道を選んだキャラクターたちの生き様をを感じて下さい。 なお、バルムンクの愛馬はフィドリングブルと言う名称なのですが、 これ、「新・刑事コロンボ」に登場する競走馬から拝借しました。 「奇妙な助っ人」って回に出てくるんですよ、同名の競走馬が。 文庫版のタイトルは、「幻のダービー馬」だったかな……。 多分、分かる人は殆どいないと思うんですけど。 ≪グラム ・ ギルガメシュトップ ・ コールタン≫ |
イラスト:ムツ |