煮ても焼いても食えぬ曲者 コールタン アネクメーネの若枝の一角。 見た目は十歳にも満たない幼年だが、実は二千歳を超える長寿。 無限に近い年月を生き、その中で培われた膨大な知識を買われて ギルガメシュに参加しているものの、どうやら腹に一物抱えているらしく、行動には油断がならない。 隊内では衛生兵を率いる立場にあるが、召集でもない限りは兼務する技官の仕事へ専念している。 前衛に出る機会は皆無に等しいが、戦闘へ参加する場合には、 念力によって動く遠隔操作型のビットを操る。 このビットは、トラウムともMANAとも異なる技術によって作られた物で、 どうやらエンディニオン以外から持ち込まれたようなのだが……。 ------------------------------------------------------------------------ ライターコメント(天河真嗣): 彼女の場合は、裏話そのものがネタバレになりかねないので、コメント書くのが難しいです(笑)。 コールタンも原作シナリオの段階で既に完成されておりまして、 作中のポジション、グラムとの関係性まで当時から殆ど変わっていませんね。 より“曲者”としての面白味は増しているやも。 原作シナリオを書いたのは高校生の時分だったのですが、その当時にはいまいち理解できていなかった老獪さを、今になってようやく少し書けるようになってきましたね。 はっきり言って、<トロイメライ>と言う作品で一番悪いヤツです。 ジョゼフとは別の意味で、どうしようもない極悪人。腐れ外道と呼んでも構いません。 それだけに激々極々はコールタンのことを大変に気に入っております。 僕らはノリノリで書いてますね。あのどうしようもない悪辣っぷりを。 なお、本作で新たに追加したコールタンの設定に関しては、 半券さんが進めているSF作品とも一部リンクしております。 設定協力を快く承諾して頂き、ありがとうございました。 ≪バルムンク ・ ギルガメシュトップ ・ アゾット≫ |
イラスト:ムツ |