戦争をゲームのように楽しむギルガメシュの軍師
アゾット


アネクメーネの若枝の一角。
役職は諜報部隊長だが、カレドヴールフに作戦の立案を行う、軍師としての活躍が目立つ。
古今東西の軍学に通じており、またあらゆる事態を即座に計算して
作戦立案を行うなど軍師としての能力はアルフレッドを
遥かに凌駕しているのだが、戦争をゲームのように楽しむ傾向があり、
あえて味方を危険にさらすこともしばしば。

二挺拳銃の使い手だが、やはり最大の武器はアルフレッド同様に頭脳。
長い争乱の中、アルフレッドとアゾットは智略を用いた軍師対決を繰り広げることになる。

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ライターコメント(天河真嗣):
アゾットは、本作からの完全新規追加キャラクター。
原作シナリオの段階でのギルガメシュは、あまり明確な役割分担を施しておらず、
思いついたネタやキャラクターをバランス無視で注ぎ込んでいたのですが、
さすがに今回はそうも行かんだろう、と。
リーダー格のグラムがいて、曲者のコールタンがいて、若手のバルムンク、
後述する破壊魔のフラガラッハと来たら、バランス的に作戦参謀が要るかな、と。
そこから別作品(ニコラスを主人公したお話です)用に
ぼんやり考えていたネタや設定にアレンジを加え、本作のストーリーとのマッチングを図り、
完成されたのがアゾットです。
アゾットのキャラクターデザインについてはムツさんの功績によるところが非常に大きくて。
最初、僕がデザイン案を起こした段階では、相当方向性に迷っているんですよ(笑)。
参謀設定のモチーフとなった諸葛亮孔明を彷彿とさせる小道具を作った挙げ句、
色々ととっちらかってしまい、完全に迷走しまくったと言う。
ガンベルトを襷掛けにすると言うシルエットは、ムツさんと打ち合わせる中で完成されました。
理知的な面構えと、如何にも無骨なガンベルトと言う組み合わせは、
本作でも一、二を争うほどお気に入りのデザインです。
彼は二挺拳銃の使い手で、それぞれエエカトル、マリナリと言う銘を持たせています。
知っている人はニヤリとするんじゃないかな、と。




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イラスト:ムツ