時刻は窓から夕陽が差し込む頃、公園で遊ぶ子供たちが帰路へつき始めた頃、
ヴィクターは【フォルセナ】王城の貴賓室にいた。
と言っても彼自身が王城へ人を訪ねたわけではなく、ここへやって来たのはあくまでお付き。
付き従ってきた人物は現在席を外しており、その間、ヴィクターは貴賓室で待機する運びとなったのだ。






(こんな事なら、何か本でも持ってくれば良かったな………)






【アルテナ】高官の秘書を務めるヴィクターだけに【フォルセナ】の接遇も丁重で、
賓客として貴賓室へ通されていた。
ヴィクターが貴賓室のソファへ腰を下ろしてからおよそ1時間が経過したが、
待ち人が戻ってくる気配は一向に感じられず、空白の時間を持て余していた。


「…あの、なにか瞳、赤くないですか?」
「そんな事は無い」
「は、はぁ………」
「頼むから、見ないでくれっ!」


おまけに縁故があるからという理由で接客に当たった騎士は、
不貞腐れたような仏頂面で話相手にもなってくれない。
何か話題があればと探りを入れ、ようやく相手の眼が赤く腫れ上がっている事を見出したものの、
そこから会話へ連結させる事は出来なかったようだ。


「あの、どうして貴方が接遇を………?」
「若い侍従の方がお好みだったか? なんなら今からでも変えさせるが?」
「そういうわけでは無いのですけど………」


【黄金騎士団第7遊撃小隊】隊長、ブルーザー・K・ジャマダハル。
【三界同盟】との決戦において【フォルセナ】一の活躍を見せた若き騎士だ。
デュランとも幼馴染み。確かにヴィクターと縁故が無いわけではない。
ヴィクターとデュランは【エルランド】以来の知人であったし、
なによりヴィクター自身、ブルーザーが活躍した最終決戦の折にも
【エルドリッジオーブ】の提供という形で関わっている。


「………………………」
「………………………」
「………………………」
「………………………」
「………………………」
「………………………」
「………………………」
「………………………」






(や、やばい…、デュランの知り合いだからと思って油断してた………)
(お、恐ろしいほど話が続かない………)






「………………………」
「………………………」
「………………………」
「………………………」
「………………………」
「………………………」
「………………………」
「………………………」


とは言え縁故は実に間接的だ。
これまで直接結び合った事は一度も無く、顔を突き合わせて会話するのは今日が初めて。
この中途半端な関係性がまた厄介で、全くの初対面であれば自己紹介から会話が生まれたのに、
お互いの名前を見知っているだけにそれも望めない。プラスダメ押し的に不貞腐れた仏頂面。
誰の推挙か立候補かまでは知らないが、ヴィクターにとっては、やるせないくらいに扱いにくい相手だった。
というよりも会話が全く続かず、気まずい空気ばかりが流れた。


「アンジェラ王女を一人にしても良いのか?
 デュランの愚痴…もとい、話を聴く限り、礼節からは遠く離れた御仁らしいが」


行き詰るような空気に焦れていたのはブルーザーも同じだったようだ。
仏頂面のままではあるものの、ようやく彼の方から会話の糸口を促してくれて、
ヴィクターは救われた気持ちだった。
飛び出した内容は手放しに喜べるものではなかったのだけど。


「………デュランさんも、もう少し色付けてフォローしてくれてもいいじゃないですか………」
「英雄王などと担がれているが、元来陛下はクレバーな方でな。
 無礼講など慣れたもの。礼儀を欠いたところで気分を害する事は無いだろうよ」
「………そのクレバーさが娘に悪影響ばかりを及ぼしているんですけどね」
「………娘?」
「うちの王女とおたくの英雄王の血は争えないってこ―――――――――」


スキャンダラスな呟きをボソリと漏らしたきり、
ある一点に焦点を合わせて微動だにしなくなってしまったヴィクターへブルーザーが詰め寄る。
今の話を統合していくと、ちょっと口外に出来ないような醜聞が完成されるではないか。
突然降って湧いた【フォルセナ】始まって以来前代未聞のスキャンダルの真偽を確かめるべく、
なおも詳細の説明を求めるブルーザーだったが、ヴィクターは呼吸困難に陥ったように
口をパクパクとせわしく開閉させて絞られた焦点から視線を少しもずらさないでいる。


「な、なんだ? まさか鯉の真似をして誤魔化そうなどと―――」


ポロッと口に出してしまったスキャンダルを誤魔化すお為ごかしにしては様子がおかしい。
不審に感じたブルーザーが凍てついた視線の先を確かめると、そこにあったのは、
窓の外へ浮かび上がったモノとは―――


「な…んだ…、あれは………」
「まさか…、まさ…か、デュランが話してた【マナ】の戦艦…ッ!?
 イ…、【インビンジブル】………ッ!?」


―――茜色の雲を突き破って姿を現した、一つの巨大な影。
戦艦と思しき漆黒の影が、夕陽に船体を染め上げられた極大質量の影が、
窓から見渡せる山間の絶景を縫い、【フォルセナ】上空へゆっくりとその威容を推し進めていた。













―――【フォルセナ】上空へ謎の機影が浮かび上がった時刻から、およそ30分ばかり遡る。
ヴィクターを付き従えて王城へやって来たアンジェラは、彼を貴賓室で待機させ、
英雄王を私室へと単身で訪ねていた。


「アァァァンジェラァァァアアア!!」


彼女が私室へ入ってまず真っ先に行ったのは、
沸点の高い血液に集る藪蚊の如き速度と煩わしさで飛び込んできたバカをカカトで叩き落す事だった。


「な、ど、どこでそんな危ない芸当を身に着けてきたんだ、アンジェラたんッ!?
 よもや今流行のドメスティックバイオレンスッ!?」
「うるさいバカ親父ッ!! アブナイのはアンタのそのダイビングよッ!!
 セクハラじゃないの、ええ、セクハラッ!!」
「い、淫靡な方向などへ持っていくな!! 立派な親子のスキンシップじゃないかッ!!」
「生理的にイヤだって前から言ってんでしょうがッ!! つーか“たん”って呼ぶなッ!!」


カカトを落とした上に鋭利なヒールで踏みつけるという娘の心無い仕打ちに
鼻水をすする英雄王のイモムシめいた醜態には、
どこを探しても【英雄】を冠するだけの威厳は見つけられない。
玉座で見せる毅然と引き締まった姿は仮面なのかと疑ってしまうほどの豹変ぶりだ。


「み、三日もほったらかしにしといて、それはないんじゃないかッ!?
 私はアンジェラたん達が【フォルセナ】入りしたその日から何度も使者を送ってたのにッ!!」
「なんで送るかなーッ!! 」


親子なのに―――と英雄王は何度も嘆いた。
しかし、公式の記録には【フォルセナ】国王、“英雄王”ことリチャードと
【アルテナ】女王、ヴァルダの姻戚関係は存在していない。
初老の域へ入った今もリチャードは独身貴族を貫いているし、【アルテナ】側の記録では、
ヴァルダがアンジェラを身ごもった頃、時期国王候補であるところのヴァルダの恋人は他界、とある。
つまり、英雄王とアンジェラが親子だという事実はどこにも無いのだ。『公には…』と付け加わるが。


「大体ッ、アンタ、認知もしてないクセにデレデレし過ぎなのよねッ!!
 お陰でうちのママがどんだけ苦労したと思ってるわけッ!?
 今でこそシングルマザーは強い女って風潮になってるけど、
 ちょっと前までは、ホント、ひどかったんだからッ!!
 どこの馬の骨とも知れない男を垂らしこんだふしだらな小娘って、何回攻撃された事かッ!!」
「申し訳ない気持ちは今だって同じだ。
 だがな、アンジェラたん、政治の世界というのは単純な物ではないのだよ。
 私とヴァルダは一国を担う身だ。そんな立場にある二人が、
 『出来ちゃいましたよ隠し子!!』などと公表しようものなら、たちまち政局は混乱して―――」
「ンな事ぁわかってんのよッ!!
 だからアタシは、バレる危険性があるのに何で呼びつけるのかって聞いてるわけッ!!」
「危ない橋とわかっていても、アンジェラたんに逢いたいってパパの愛、わかってく―――」
「アンジェラたん呼ぶなっつってんだろうがッ!!」
「―――ぎゅぶッ!?」


………真実はどうやら思ったよりも単純かつ複雑らしい。
それでも唯一救いなのは、父親を公表できない出自に生まれながらも、
アンジェラと英雄王の間では、冷え冷えとした一線が画される事なく、
(いささか暴力的ではあるものの)親子のスキンシップが交わされている幸福だ。


「ったくッ!! 次抱きついてきたら内部告発してやるからねッ!!」
「いたた…、そればかりは困るな。
 世間に知られたら、お前もママも守れなくなってしまう」
「守るって、アンタ………。
 【フォルセナ】は【アルテナ】の属国扱いじゃないの」
「国家の上下は関係ないんだよ、アンジェラ。
 公のリーダーでなく、一人の人間として家族を守る、と言えば良いのかな」


デレデレに崩れた顔を元の引き締まった調子に戻した英雄王は、
最低限の調度だけを施した簡素なソファへアンジェラを促した。
変態には身の毛もよだつが、平熱へ下がった父は嫌いではない。
手招きに素直に従ったアンジェラは、英雄王の隣へ腰を下ろした。


「………パパとママが出逢ったのって、大昔、旅をしてた頃なのよね」
「ああ、今のお前と同じようにね。
 ママは見聞を広めるため、パパは各地の平定のために旅をしていた。
 その時に出逢ったんだよ」
「二人きりで旅してたわけじゃないでしょ?」
「その辺りもお前と同じさ。
 何人かの仲間とチームを組んでね、本当に色々なところへ回ったもんだ」
「その中の一人が、ロキ・ザファータキエだったりする?」
「おや? ロキについて話した事があったかな?」
「………ううん、無いわ。デュランのお父さんって事は旅する中で聞いたけど」
「そうだったか―――」


不思議そうに目を丸くした英雄王の驚きから察するに、
どうやら【三界同盟】との決戦で確認されたロキの生存について何も知らされていないようだ。
ロキの生存を知ってさえいれば、現場に立ち会ったアンジェラへ何らの反応を示すはずだから。


「―――ロキは勇敢な男だったぞ。
 いつだったか、【パンドーラ】の近隣をスコーピオン団とか言う盗賊団が荒らしまわっていてな。
 それを知ったロキとフレイムカーン…、ああ、これは同じく旅を共にした男の名前だ。
 良民を苦しめる盗賊団に二人は烈火のごとく怒ってな。
 慎重を期す我々に黙って夜討を仕掛けたんだ」
「フレイムカーンさんなら知ってるわよ。旅してる時、お世話になったし」
「なんだ、そうだったかッ!! ちゃんと挨拶はしたか?」
「向こうはこっち来たがってたけど、なんてったって相手はフンドシ一丁。
 セクハラすんなって燃やしてやったわ」
「昔からそうなんだよ、あいつは。酒が回ると脱ぎだす。
 ………そういえばヴァルダにも何度も燃やされていたっけな」
「ちょっと、話が脱線してるわよ。スコーピオン団のことっ!」
「おお、そうだったな。うん、スコーピオン団。
 我々に内緒で乗り込んだはいいが、いかんせん二人きりだろう?
 数で圧倒されて、縛り上げられてたよ」
「うそでしょッ!? あの【黄金の騎士】がッ!?」
「それはもっとずっと後年になってからの呼び名だよ。
 あの頃は、私もあいつも半人前の若造だったのさ。
 私たちが助けに行ってなければ、【黄金の騎士】の称号は誰か別の人間が貰っていたな」


【キマイラホール】で対峙した折には、
たったの一振りで瀕死の状態まで追い詰めてくれたあの男が失態を犯す姿は、
情けなさ全開の自分の父親と異なって全く想像がつかない。


「最初から強い人間なんかいないという事だよ。
 何度も挫けて、何度も這い上がって、強くなっていったんだ」
「………最初から天才なのかと思ってた」
「後進にはそう見えるらしいな。
 あいつが最初から強かったのは正義感だけだよ。
 【悪】は決して許さないという純然たる【正義】の心はね」
「正義感が高じて、最期には【社会悪】と刺し違えたってわけね」
「………………………そうだな。
 【ローラント】から世界を守って、あいつは………」
「ねぇ、パパ。パパは【ローラント】を悪の枢軸だと見なしてるわけ!?」


リースと旅する中、侵略者が【ローラント】の名を出す事の重みを知ったアンジェラは、
次に父と会った時、これだけは聞いておかなければならないとずっと考えていた。
あの征伐は本当に正しかったのか。【ローラント】の主張に耳を貸さずに攻め滅ぼした人間が
現在に生きて過去の侵略をどのように振り返るのか。
征伐の指揮を執った父には質しておかなければならないと、ずっと考えていた。


「アンジェラは【ローラント】を悪の枢軸と見なしているかい?」
「いないわ。今なら断言できる。【ローラント】にも主張や正当性はあった」
「私も【ローラント】を悪とは思っていないよ。今も、昔もね」
「だったら、だったらどうして戦を仕掛けたの!?
 属国だから? それともママからの、【アルテナ】からの勅命だったから!?」
「国難に私事を持ち込むわけ無いだろう。
 私は【アルテナ】に正義を感じたから動いたんだ」
「でも、それじゃ【ローラント】は【悪】って事に………!!」
「【ローラント】は【悪】だよ」
「言ってるコト、支離滅裂だからッ!!
 頭ひっぱたいて、2分まえの記憶、揺り起こしてあげようかッ!?」
「ボ、ボケてるわけじゃない。
 …いいかい、アンジェラ?【正義】とか【悪】とか、
 どちらがどちらと簡単には決め付けられないのが【社会】というものなんだ」
「………………………」
「一極支配に傾きつつあった【アルテナ】を糾弾するために政治転覆を目論んだ【ローラント】には
 お前の言う通りれっきとした正当性がある。主張は間違いなく【正義】だ。
 しかし、彼らは主張を押し通すために暴力を用いようとしてしまった。
 その瞬間から【正義】は【悪】に変わる。………私の言っている意味、わかるね?」
「………納得はできないけど」
「得心というのは後になってつくものだ。今は胸に留めておくだけでいい。
 ………暴力を暴力で解決してしまった私たちも当然【悪】に違いない」
「でも、世間じゃ【フォルセナ】は稀代の【英雄】。
 命を捧げて勝利した【黄金の騎士】は伝説にもなってるじゃない」
「【社会】とは、そういう物なのだよ。
 大衆の望む物が【正義】であれば、例えそれがどんなに非道な【悪】だろうと祭り上げられる。
 本人の意思に関わらず、ね」
「………………………」
「だからと言って無理からに真実を暴き立てて【社会】へ波紋を投げかけては、
 今度はその正当な主張が【悪】へと塗り変わる。
 一度【社会】へ容認された常識は、権威を着る者にも覆しがたいのだ」
「………なんか、それ、ズルい気がするわ。巧く逃げてるカンジ」
「逃げと思われても、戦災者にどれだけ恨まれても、
 その一切を背負って生きていくんだよ、我々は。それが生き残った者の義務なんだ」
「………………………」


初めて見る父の真剣な顔つきを横目で捉えながら、
「ああ、この表情にママは射止められたんだ」と下世話半分納得半分でアンジェラは頷いた。


「ママはお前を旅へ送り出す時、何と言っていた?」
「………『見聞を広めてきなさい』って………」
「見聞を広めるとは、つまりそういう事なんだよ。
 そして、お前は立派にママの願いを達成した」
「………よく、わかんないな、そういうの」
「実感の無さは何よりの【発展】だよ。自分の旅路に誇りを持っていい。
 私もヴァルダも旅を通じて互いを高めあったものだ」
「………高めあった? 求め合ったの間違いじゃないの?」
「コ、コラ、アンジェラッ!! 年頃の娘が何てはしたないッ!!」
「ママ、言ってたもん。アタシを身ごもったのは旅してる時だって」
「い、いや、それは、その、確かにそうなんだが………」


大真面目に父親から誉められた事が照れくさくて仕方無く、
思わず茶化してしまったアンジェラの言葉が張り詰めた空気を一気に砕いた。
年甲斐も無く真っ赤になって俯いてしまった父がなんだか無性に愛らしくて、
アンジェラは苛む手を緩めない。


「お仲間が寝静まってるのを見計らってチョメチョメやらかしたわけだ♪」
「チョメチョメ言うんじゃありませんッ!!」
「いいじゃん♪ ホントの事でしょ♪」
「アンジェラたんはいつからそんな娘になっちゃったん―――」
「またアンジェラたんつったなバカ親父ィッ!!」
「―――ぶべらッ!!!!」


親子がじゃれあう私室のドアがノックも無く開けられたのはその時だ。
開け放たれたドアからブルーザーとヴィクターが額に汗して駆け込んできた。
貴賓室では簡素なチュニック姿だったブルーザーの装いは銀の甲冑へ変わっている。


「お楽しみのところ、失礼しますよ」
「って言うか、アンタ、何やってんスかッ!! 色々な意味でッ!!」
「う、うつけを申すな、ブルーザーッ!! こ、これは誤解であって………」
「誤解で隠し子が生まれるかッ!!」
「ぬぁッ!? ど、どうしてお前がアンジェラの事を………!?」


隠し通してきた機密事項がどこから漏れたのか、まさか世間一般の知るところとなってしまったのか、
詰るようなブルーザーの言葉に駆り立てられて想像した『隠し子発覚!』なるタブロイド紙の見出しに
英雄王は厭々と頭を振った。


「…アンタ、なんか眼、赤くない?」
「だから見るなつってんだろッ!!」


アンジェラとブルーザーが繰り広げるコントめいたやり取りも
現状の英雄王には少しも聴こえない。


「ブルーザーさん、抑えてください。今はそんな状態では無いでしょう」
「あ、ああ、そうだったな。…陛下、国難の凶兆でございます。
 現在、【フォルセナ】上空に―――」
「―――よい。今、把握した」


頭を振った際に目端に捉えた窓の外の状況に、浮かび上がる脅威の影に、
ブルーザーの冷や汗の理由を察知した英雄王は、下がりに下がった眦をきつく吊り上げ、
【獅子心王子(ライオンハーティスト)】と謳われた最盛期と幾分も変わらぬ覇気を纏うと
「全軍に第三種戦闘配備を伝達せよッ!!」と号令を発した。


「………【インビンジブル】………ッ!!」


茜色の雲を突き破った時にはおぼろげにしか捉えられなかった船体は
【フォルセナ】を眼下に見据えて完全な形を称えていた。
禍々しい黒鋼をアンジェラが見間違えるはずも無い。
【インビンジブル(M/VN88_INVINSIBLE)】。
ヒースの奇策で【キマイラホール】ごと爆散したかに見えた【マナ】の戦艦が
天翔ける悪夢となって再び姿を現した。






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