「こうしていると思い出します、あの日のこと」
かと思えば、仲間とはぐれて二人っきりになった途端、リースまで色ボケかましちゃって、まぁまぁ〜★
なにしろコイツら、戦闘中にも関わらずこんなずっと天然プレイをぶちかましてくれるんだもん。
超ジラレンナイシン? 今風に言うとありえないんですけどォ★
「…こんなあぶねぇ状況で、お前は何を独りでケラケラ笑ってんだよ。
海へ放り出されたショックで、あぶねぇ症状でも発症したか?」
「ちっ、違いますっ!
…まったく、デュランのデリカシーの無さは、
あの日から少しも変わっていませんねっ」
「なんなんだよ、さっきから。“あの日”ってのはなんなんだよ?」
「私たち二人が初めて出会った日の事です」
「そんなもん、今、思い出すような事かよ………」
「今でこそみんなと賑やかにチームを組んでいますが、
貴方と二人きりで旅へ出た時は、
まさかこんな大所帯になるとは思ってもみませんでした」
「………こんなわけわかんねぇ旅になるとも思っちゃいなかったぜ、俺は」
「それはあるかもしれませんね」
「それが今じゃ、この世ともあの世ともわからねぇような場所で、
こうしてお前と肩を並べてる。報酬も何もナシで、だぜ?
…運命の不思議さなのか、自分で思っている以上に俺がお人好しなのか…」
「運命の不思議さでも何でもありませんよ。
それは、デュランが優しいからだと思います」
「はぁ? 優しい? 俺が?
こんなに口の悪い男を捕まえて、『優しい』…だって?
お前な、節穴にも程があるぜ」
「喋り方が乱暴なだけで、デュランは悪い人じゃありませんよ。
現に私をいつも叱ってくれます」
「それこそお前、俺と優しさなんてシロモノとが最も縁遠いトコロじゃねぇか。
誰彼構わず怒鳴り散らすんだぞ?」
「デュランの叱り方は、単に怒鳴っているわけではないじゃないですか。
何が悪いのか、どうして怒っているのか、きちんと説明してくれています」
「………………………」
「無鉄砲な私とは違います。
人の気持ちも考えず、独り善がりを優先させる私なんかよりもずっと大人です。
ちょっぴり乱暴だから誤解もされてしまうけど、
ぶっきらぼうな優しさを持っているデュランを、私は好きですよ」
「………………………」
「? どうしました、デュラン? 顔、赤いですよ?」
「そ、そんな事ぁ無ぇッ!!」
うあーッ、うあーッ、うああああああーーーッ!!
誰かこいつらを止めろーッ! ロマンチックをせき止めろォーッ!!
いつどこから奇襲があるかも知れない敵地の真っ只中で、
よくもまあこんなおピンク路線へ突っ走れるもんだよ!
「な、なんだか具合が悪そうですけど………」
「そ、そそそそそそんな事無ェッ! お、おおおおおお俺に構うなってッ!」
ソレは具合が悪いんじゃなくて、キミのあられもない姿を妄想して鼻息荒くしてるだけだってば!
ホラ、ご覧★ ちょっと前屈みじゃんかッ!!(←※全てフェアリーの勝手な想像による偏見です)
「私の前でヤセ我慢なんかしないでくださいっ。
いつも貴方に助けられてもらっているのですから、
貴方が苦しい時は私が助ける番ですっ」
「だ、だだだだだだからッ、俺の事は気にすんなってッ!
それが一番の助けになるっていうか、なんていうかだなぁ〜………」
「………私では、貴方の力にはなれないのですか…?」
「そ、そうじゃなくてなッ、お前の気遣いは嬉しいだけどなッ」
「………………………くすん」
「あああぁぁぁ、泣くなッ、泣くなってッ!!
〜〜〜………ッ!! がぁぁぁあああッ! どうすりゃいいんだ、俺はァッ!!」
どうすりゃいいかっつーか、死んでくれ、ホント、ワタシの前から消えてくれ。
ていうか、消し飛ばすよ! 細胞の一かけらも残さず、自然の摂理から弾き飛ばすよ!
お前は全世界の人々が吐き散らした砂丘の蟻地獄に飲まれて因果応報を味わえぇぇぇィッ!!
―――と、まぁ、おピンク公害に当てられた人たちは、
やっかみ&僻みこもごもに、こ〜んな団体訴訟を起こしかねないね。
そして、その訴えに対して喜んで『存在抹消(デモリション)』の調印をしてしまいそうなワタシがいるッ!!
ひとまず敵地でやるようなやり取りじゃないよね。
油断してたら一秒でブッ刺されるんだよ? それともこれは新手の自殺願望?
つっても、ここら辺で砂吐いてちゃ、この先確実に随いてこれなくなるんだけどサ★
†
なんだかここまで振り返って思ったけど、限りなくデュランが色ボケ野郎に
成り下がっちゃってるんだよね。いや、否定できない事実っちゃあ事実なんだけども。
フォローアップしたげるってぇワケじゃないんだけど、
どっちかって言うとデュランってば色ボケじゃなくて基本コワ渋路線。
13歳で傭兵の世界に飛び込んでから5年以上も生き死にをやりとりする現場にいたのだから、
自ずと老け込む…もといもとい、言葉の一つひとつに経験から滲む深みがある。
「半人前なのは自覚してます。
今だって【聖剣】の力に頼ってばかりで、デュランさんと刃を交えた時だって、
もしも普通の剣だったら間違いなく負けてましたよ。
そもそも【聖剣】を…この【エクセルシス】を手に入れたのだって偶然だし…」
「へぇ…、絵に描いたような立身出世物語じゃねぇか」
「故郷の村の近くに大きな滝があるんですが、そこで見つけた台座から、
たまたまこの【聖剣】を引き抜いてしまって…そこからですよ。
フェアリーに取り憑かれるわ、『世界の未来を救え』なんて託されるわ…。
今はこうして旅しながら世直しみたいな事やってますけど、それだって成り行きみたいなもんだし………。
世界を救うなんて、漠然としていて掴みどころの無い目的のために
自分の命を懸けられるか、………正直、わからないんです」
「でもよ、その流れに身を任せる選択をしたのは、他ならねぇお前自身だろ?
だったら、それは成り行きじゃなく、立派なお前の意志じゃねぇか」
「え………っ」
「俺は【ジェマの騎士】じゃねぇし、その器でもねぇから、
悟ったような事は言えねぇけどよ、
“自分の意志を通す”って意味は解ってるつもりだぜ?」
「“自分の意志を通す”………ですか」
「きっかけは成り行きでも、今、こうして俺の前にいるお前は、
自分で選択して、世直しの旅を続けてるんだろ。
本当にイヤなら、途中で放り出してる。違うか?」
「………………………」
「投げ出さずにいる自分、きちんと選択できた路だけは疑ってやるなよ?
そいつを疑っちまったら、いつまで経っても強くはなれねぇぜ」
【ジェマの騎士】としての自分の在り方に迷っていたランディの肩を押してるのを観て、
さしものワタシもウぅむっと唸ってしまったくらいだ。
気取るわけでもなく、押し付けるわけでもない。それでいて相手の気力を引き出すなんて、
多少なりとも世間の酸いや甘いを噛み締めた人間にしか出来やしない。
「………俺、ホントのヘタレだよな。
無計画に飛び出して、体よく利用されて、挙句の果てに見殺しだよ………。
ははは………悪い夢にしちゃ出来すぎだぜ………」
「お前、バカだろ」
「………ああ、そうだよ、俺は大バカ野郎さ………。
好きな娘一人助けられない、グズでノロマでダメなヘタレ野郎だよ………」
「そうやっていじけてろよ、ヘタレ。
お前、本当は単にビビッてただけだろ?
地元戻ってくりゃ、イヤでも現実を見なくちゃならねぇからな。
そいつにビビッちまったから、ああしてゴネてたんじゃねぇのか? ええ、ヘタレ?」
「………………………」
「ご大層に言い訳ブチ上げてくれたけどよ、
やる事なす事、てめぇは負け犬なんだよな」
「………あー、もー、いいよ、負け犬でもなんでもさ。
いいから放っとけっつってんだろッ!!」
「これが負け犬の遠吠えってヤツだ。
手前ェ自身に負けちまった、どうしようもねぇクズ野郎だ。
どうせアレだろ、お前、ジェシカが死んじまったら自分も後を追うとか考えてんだろ?
どこまでも都合がいいよな………そうやって自分に調子のいい夢だけ見てろよ」
「―――さっきから聴いてりゃ、好き勝手言い過ぎじゃねぇか、お前さッ!!」
俺がどんな気持ちでここまでやって来たのか、お前にわかるのかッ!?
好きな娘一人救えないヘタレ野郎の気持ちがさッ!?」
「ヘタレの気持ちなんざ、わからねぇし、わかりたくもねぇな。
そこまで思いつめてるクセに、いざ現実見せられたらドロンしやがるクズの気持ちなんかよ」
「お前はいいよなッ! リースはピンピンしてるし、順風満帆じゃねぇか!
ジェシカは違うッ! これから…これから、もう死んでゆくしか…ッ!」
「ハッ、少なくともお前に簡単に捨てられるようなジェシカとやらとは違うわな」
「てめぇッ!! 俺がいつジェシカを捨てたッ!? いつ捨てるなんて言ったんだよッ!!」
「てめえの言ってる事はそういう事なんだよッ! そんなんだからてめえはヘタレなんだッ!!」
「俺はジェシカを捨てたりなんかしねぇッ!」
大事な幼馴染みが自分のミスで死の危機に瀕してしまい、
自暴自棄になったホークアイとのやり取りは、聴いてるだけで胸が熱くなった。
甘やかしたら相手がダメになると解っているからこそ、殴り合いになるのも辞さずに本気でぶつかり、
手をさしのべるのでなく、弱った性根をシャキッと叩き上げる。
そこに、デュランの強さと優しさ………本質が透けて見えた。
デュランはリースだけに優しいわけじゃない。誰に対しても真っ直ぐで、体当たりに、真剣に接する。
不遜な頃のアンジェラに厳しかったのだって、………まぁ、こっちはムカつき半分だろうけど、
更生させなくちゃと思っての態度に違いない。
「グダグダになるくれぇなら頭でなんか考えるな、まずは飛び込んでみろ。
答えなんざ、ガムシャラに突っ走った後から随いてくるもんだ」
………というデュランの口癖は、いつのまにか彼の率いるチームだけでなく、
ランディたちにも強い影響を与えていく事になる。それだけカリスマ性が強かったんだろうね。
事実、アイツがリーダーだったからこそ、この先続く長い戦いにも、
誰一人欠ける事なく、臆病風に吹かれる事すらなく立ち向かえたんだし。
微妙に悔しいケド認めたげるよ。これだけカッコ良かったら、リースが岡惚れするのも無理ないよ★
な〜んて、ちょいと誉めすぎかな?
「我らがまことの名は【三界同盟】。
これより進化の袋小路へ迷い込みし貴様ら大衆(ブタ)を支配する、
高潔なる【共産】の血盟である。
―――心に、魂に、新たな統率者の名を刻み込むが良い」
そう、この先続く長い戦い―――竜(ドラゴン)・魔族・冥府が亡者の共謀からなる秘密結社、
【三界同盟】との鎬を削る激戦は、デュランの求心力とカリスマ性が無ければ
間違いなく勝ち抜けなかっただろう。
―――【三界同盟】。
邪悪な彩が毒々しい【トリコロール】を徽章に掲げ、
【共産】の野望の名のもとに【イシュタリアス】の覇権を狙うこの組織との戦いは、
実は幹部クラスである【セクンダディ】と直接対峙するより以前から始まっていた。
クライアントとして命令を下し、ホークアイに一行を襲撃させたのも【三界同盟】だし、
何よりもリースの弟を奪ったのは、“誠狼の七連宿”を自称する七将軍【セクンダディ】なのだ。
また、この【セクンダディ】が相当に曲者で、ライザを殺害した実行犯2匹を筆頭に、
シャルロットの旦那のヒースは参加してるわ、アンジェラと知己のブライアンはいるわ、
因縁深いとしか言い様のない面子が揃っていた。
しかも、リーダーを務める黒耀の騎士とデュランまで浅からぬ縁があるみたいだし、
ヤラセかって疑っちゃうくらい出来すぎな関係性っ! それだけに戦いも複雑な乱麻へと錯綜していった。
時にはこちらの縁者を刺客に仕立てて襲撃させたり、石化の呪いを掛けてきやがったり、
やる事がえげつないっていったらありゃしないッ!!
「ライザ…なのですね? でも…いったいどうして………
だって貴女は、私の目の前で【魔族】の手にかかって………」
「失われたモノの幻像を追うなど愚かしい。
………私の名は“不浄なる烈槍”。【三界同盟】の七将、【セクンダディ】が一人。
そう、貴殿らの敵であり、それ以上でも、それ以下でも無い存在よ」
「………いいえ、貴女はライザですっ。私が見間違うはずはありませんっ!
だって貴女は私の―――」
「―――くどいッ!!」
「………………ライ…ザ………………」
………【セクンダディ】の中には、かつてリースを護るために命を落とした恩人が、
何者かの魔力で甦らされたライザまでもが名前を連ねていた。
このやり方には、ちょっと本気レベルでカチンと来たよね、やっぱ。
死者に鞭打つだけじゃ飽き足らず、恩人をリースへぶつけて精神的にジグジグ追い立てようなんて、最低の百乗ッ!
百乗したって足りないくらいだよッ!!
・
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・
「ホレ! ホレ見ろッ! コイツが俺らの目印よォッ!!」
でも、だからってワタシたちが気圧されたかと言うとそんなコトも当然ナッシングッ!!
体力と非常識にだけが取り得の男が翻す大きな旗のもとに集ったワタシたちは、
混合チーム【草薙カッツバルゲルズ】として結束、共通の大敵である【三界同盟】へ立ち向かう事になったんだ★
「俺に任せとけば、今日中にもグッドな報せを持ってきてやるぜェ!」
本当は最後までシカトしときたかったんだけど、殺しても治らない自己主張のせいで
真っ先に登場しくさったのが、この男、マサル・フランカー・タカマガハラ(高天原)。
相手の技を瞬時に見切り、自分の物にしてしまう異能に長けた【エミュレーショニア(千の技の模倣者)】だ。
プロの傭兵らしく屈強な肉体と精神を兼ね備えてはいるんだけど、決して悪人じゃないんだけど、
確実に頭のネジが数本どっかへポ〜ンと飛び出しちゃってるらしく、
トラブルばっかり引っ張ってきやがるんだよねぇ★
迷惑度で言ったらリースやアンジェラの比じゃないね。アイツらと揉めた事もあるみたいだし。
野生の本能そのまんまに生きてるからまじでタチが悪いッ!
ていうかそのまま野生に帰れッ! 滅尽しろッ★
「正直、お前に借りを作ると、
とんでもねぇ局面で返せとか言ってきそうで怖ぇんだけどな。
………ま、アテにはさせてもらうぜ」」
デュランとは古い付き合いで、今度の【草薙カッツバルゲルズ】にも
彼の身を案じての参加だったみたいだね。
そう、やるコトなすコト傍迷惑な男だけど、決して悪人なんかじゃない。
いつだったか、大きな戦いを前にしてガチガチになっちゃった仲間たちの緊張をほぐそうと
率先して鍋パーティーを開いちゃって。
マジメ一辺倒のプリムに見つかった時はさすがに叱られたけど、
結果的にみんな緊張は一気に解消されたんだよね。
………豪放磊落に見えて繊細とはよく言ったもんだ。
他の誰もが気付かなかった心のケアやフォローを大胆な行動の中に忍ばせてるんだもん。
ブッ壊れたぐらいポジティブなスタンスには、みんな、何度も助けられた。
なんだかんだ言って、マサルも【草薙カッツバルゲルズ】に不可欠なメンバーなんだよね★
(―――面倒見の良さだけは認めたげてもいいかな)
つってもそれ以外のダメな部分に目を瞑るつもりはないがなッ★
この男の来世はアメンボって決めてあるから! 女神権限で永久確定だから!!
水面という短い世界の中で行き詰まり、子供たちに弄ばれる儚い人生を、
前世からの因果応報と嘆くがいいわァッ★
「ここからは三手に分かれて行動しましょう。
私たちも独自に【マナストーン】の探索に入るわ」
おーおー、誰より気張って檄を飛ばさなきゃならない【ジェマの騎士】は隅っこに追いやられて、
【草薙カッツバルゲルズ】の士気を高めるのは従者の仕事ですか★
ますますダメ男に磨きがかかるね! 笑えないね、ここまでキちゃうと★
と、まあ、そういうわけで、ワタシたちも【草薙カッツバルゲルズ】へ参画するコトに決まった。
ヒーローのクセして目立てない運命のランディは置いとくとして、
ワタシたちが加わったら鬼に金棒だよ。
にっくき魔族だろうがなんだろうが、ハラワタ引きずり出して塩漬―――(※以下グロテスクな表現の為、省略)。
「そ〜こで俺たちの出番でさぁッ!!」
「オウさッ!!!!」
―――とかなんとか言ってしゃしゃり出てくる“チンカス”の追っかけ、
ビル&ベンも忘れちゃならない【草薙カッツバルゲルズ】のメンバー。
普段はあちこち飛び回って隠密活動にいそしんでるから表に出てこない地味な連中だけど、
正直、暴れまわるくらいしか能の無い無骨者どもに比べて仕事は的確・覿面★
トボけた性格と裏腹に痒いトコロに手が届くフォローを持ってきれくれるし、
いわゆる“縁の下の力持ち”では最高のコンビになるだろうね。
………九割の本音でバラしちゃうなら、ウチのランディよりも使い勝手があったりして。
女神さま独自のヒエラルキーちっく成績でランク付けするなら、
【草薙カッツバルゲルズ】でも上位に食い込んでるよ。
愛しの兄ィは最下位だけど、舎弟のコンビはグッジョブだ〜★
「デュランさん、次の戦場で、また肩を並べましょう!」
「それまでにくたばるんじゃねぇぞ? お前がいなけりゃ、ハリが出なくて仕方ねぇ!!」
「真っ先に特攻しそうなお前が言うんじゃねぇよ、マサル。
それからな、俺と肩を並べたけりゃ、もうちょい度胸つけとけよ、ランディ。
せめて、そう、プリムに尻引っ叩かれねぇ程度にはな」
しかして誕生した多士済々の【草薙カッツバルゲルズ】は、
【三界同盟】に先んじて【マナストーン】を入手すべく三手に分かれて活動を開始★
東へ飛んだと思えば、西へ大返しに返す、文字通りの東奔西走な長いなが〜い戦いの火蓋が
ここに切って落とされたッ!!
―――さぁ、【共産】だかよくわかんない大義を掲げて世界制服を目論む【三界同盟】を
「史上空前のジェノサイド」として後年に忌み名を遺すくらいグッチャグチャにブッ潰すんだッ★
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